
Xiaomiが準備を進めているとみられる「Poco F8 Pro」が、正式発表を前にベンチマークデータベースに姿を見せました。まだ開発段階のソフトウェアで動作しているにもかかわらず、現行モデルを大きく引き離す結果が確認されています。
“Redmi K90系”のグローバル版として登場の見込み
今年春に発売されたPoco F7 Pro/F7 Ultraに続き、来年初頭には後継となるPoco F8 ProおよびF8 Ultraが投入されるとみられています。これら2機種は、中国市場向けのRedmi K90・K90 Pro Maxのグローバル版に相当するとの見方が有力です。
F8 UltraはすでにGeekbenchに登場していましたが、今回、新たに「Xiaomi 2510DPC44G」という型番でF8 Proと思われる端末が同プラットフォームに登録されました。
シングルは約10%、マルチは38%超の伸び

F8 ProはSnapdragon 8 Eliteを搭載するとされ、前世代のPoco F7 Pro(Snapdragon 8 Gen 3)に対してシングルコアで約10%、マルチコアでは実に38%以上という大幅な性能向上が確認されています。
とくにマルチコア性能では、同じSnapdragon 8 Eliteを搭載するRedMagic AstraやRazr 60 Ultraを上回るスコアを記録しており、Oppo Find N5やPoco F7 Ultraに対しても僅差ながら優位に立っています。
シングル性能だけ僅かに伸び悩む理由は“未完成ソフト”か
一方で、今回のテストではシングルコアだけ、F7 Ultraの平均値をわずかに下回る結果も見られました。ただし、計測された端末は開発中のファームウェアで動作している可能性が高く、最終版のソフト最適化が入れば改善される余地は十分にあります。
正式発表前の“前兆”として今後のリークに注目
Poco F8 ProのGeekbench登場は、グローバル展開に向けた準備が着実に進んでいるサインと言えます。この先、デザインやカメラ構成など、より詳細な情報が相次いで明らかになることが予想されます。
来年のPoco F8シリーズが、Snapdragon 8 Eliteの性能をどこまで引き出してくるのか、期待が高まるところです。

