
シャープの最新ミッドレンジモデル、AQUOS sense10。
デザインに関してはカラーバリエーション以外は完全に前モデルから据え置きですが、スペックに関しては順当な進化をしており、前評判は上々といった印象です。
今回、そんなAQUOS sense10で搭載された「新機能」があることが明らかになりました。
Xperiaで廃止された押し込み式指紋認証がAQUOS sense10で新搭載
以下はソフトバンク版のAQUOS sense10の取扱説明書の一部。

セキュリティとプライバシー画面→デバイスのロック解除→指紋→画面消灯中のロック解除を防ぐ
画面消灯中のロック解除を防ぐをオンにすることで、指紋認証に触れただけ、つまり電源ボタンを押し込まない限り、指紋認証が作動しないように設定が可能になっています。
この「押し込み式指紋認証」は指紋認証センサーを兼ねている電源ボタンで、ボタンを押し込まないと指紋認証のプロセスが行われないというもの。ポケットやカバンの中なので指紋認証センサーが誤作動するのを防ぐ機能です。
この機能はsense9以前の機種にはなかった機能なので、今回のsense10での新機能の一つといえます。
なお、「押し込み式指紋認証」機能は過去のXperiaスマートフォン(Xperia IV/V/VI世代)で搭載されており、ユーザーからも重宝されていました。
しかし、今年のXperia 1 VIIとXperia 10 VIIではなぜか同機能が廃止され、これについは多くのユーザーから批判的な声が上がったのも記憶に新しいところです。
ソニーがXperiaで廃止した機能をシャープがAQUOSで同じ年に新搭載するというのも興味深いところです。シャープがXperiaでの廃止を意識して同機能を搭載したのかは不明ですが、Xperiaで便利機能として重宝されていた機能がAQUOSで復活というのは興味深く、ライバル機種とされるXperia 10 VIIとの競合でもsense10に有利に働きそうです。
