AQUOS sense10、最大の長所は「性能の安定性」Xperia 10 VIIやsense9との比較で判明

先日国内で発売されたシャープのSnapdragon 7s Gen3搭載ミッドレンジモデル、AQUOS sense10。
今のところユーザーからの口コミ評価も高いようで、今年の冬から来年春ごろまでの主力機種となりそうな雰囲気です。

一方、このAQUOS sense10のライバル機種とされるのがソニーのXperia 10 VII。
また、比較対象と指摘になるのはやはり前世代モデルのAQUOS sense9です。

そして今回、AQUOS sense10とXperia 10 VII、そしてAQUOS sense9のベンチマークスコアを分析したところ、スコア以外に非常に興味深い「性能差」があることが判明しました。

AQUOS sense10 vs. AQUOS sense9 vs. Xperia 10 VIIのベンチマーク比較

以下は期近25回分のAQUOS sense10、AQUOS sense9、Xperia 10 VIIのGeekbenchにおけるベンチマークスコア。

そして以下はそれぞれの平均スコアと標準偏差をまとめたもの。

AQUOS sense10AQUOS sense9Xperia 10 VII
シングルコア平均116210161002
マルチコア平均321828272833
シングルコア標準偏差5.6511.048.7
マルチコア標準偏差57.6151.9137.6

搭載チップセットが異なるのでそれぞれのベンチマークスコアに差があるのは当然ですが、注目したいのはシングルコア・マルチコアそれぞれの標準偏差

この標準偏差は簡単に言えばベンチマーク計測毎のスコアのバラツキ度合いを示すもので、小さければ小さいほどスコアのバラツキが小さく、性能面で「安定している」といえます。

そしてAQUOS sense10のスコアの標準偏差を他の2機種と比べると、シングルコアのスコアのバラツキはsense9の半分程度、Xperia 10 VIIの1/6程度となっており、さらにマルチコアだとsense9の1/3程度、Xperia 10 VIIの半分程度となっています。

つまりAQUOS sense10は使用状況に関わらず、sense9やXperia 10 VIIと比べて性能が非常に安定していることを示しています。

一般的に、Snapdrtagon 7シリーズや6シリーズといったミッドレンジ向けのチップセットはSnapdragon 8シリーズなどのハイエンド向けチップセットと比べるとスコアのバラツキが小さく、安定性が高いのはどの機種でも共通しています。ただ、同じミッドレンジモデルでもここまでスコアのバラツキが小さい機種というのはかなり稀といってよいと思います。

そういった意味で、このAQUOS sense9は処理性能的には典型的なミッドレンジながらも、安定性という別の「性能」では最高レベルの機種といえるかもしれません。

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