
2025年6月5日に国内で一斉発売されたソニーモバイルの最新フラッグシップ、Xperia 1 VII。SIMフリーモデルの上位構成が早くも品切れになるなど、順調な滑り出しを見せていますが、その一方で一部のユーザーからは、前モデルにあった「ある便利機能」がなくなったことに対して不満の声も上がっています。
「押し込み式指紋認証」が再び非対応に
Xperia 1 VIIでは、側面の電源ボタンに内蔵された指紋認証センサーを搭載している点は従来モデルと同様ですが、今回のモデルでは「押し込み式指紋認証」機能が非対応となっています。
この機能は、電源ボタンを一度押し込んでからでないと指紋認証が作動しないというもので、意図しない認証を防げる便利な設定として支持されてきました。特にポケットの中での誤作動防止に役立ち、Xperia 5 Vなどでは復活機能として好評を得ていました。

しかし、Xperia 1 VIIの取扱説明書を確認すると、この「押し込み式」に関する記述は削除されており、完全に無効化されたことが確認できます。これはドコモ版・au版・ソフトバンク版だけでなく、SIMフリー版でも共通しており、おそらく海外モデルも同様と見られています。
SNS上では削除を惜しむ声も
Xperia 1 VII全体としての完成度は高く評価されているものの、この機能の削除に関しては、SNS上でも一部ユーザーから不満の声が見られます。
誤認証の頻度が高まったという声もあり、指紋センサーの挙動に不満を感じているユーザーが少なからず存在しているようです。
今後のアップデートでの再対応に期待も
実はこの「押し込み式指紋認証」、Xperia 1 IVでは発売当初は非対応だったものの、後のソフトウェアアップデートで対応したという前例があります。そのため、今回のXperia 1 VIIでもハードウェア的な制限があるわけではないと見られており、今後のアップデートで復活する可能性はゼロではありません。
機能の復活を望む声がさらに大きくなれば、ソニーがユーザーのフィードバックに応えて再対応する可能性も考えられます。今後のアップデート情報にも注目したいところです。