Pixelが通知地獄を救う? 新機能「通知オーガナイザー」が登場へ

スマホの通知が止まらず、気付けば通知パネルが未読だらけ──そんな経験は多くの人にとって日常だと思います。特にニュース、ショッピング、SNSアプリを多く入れているユーザーほど、必要な情報が埋もれがちです。

Googleはこの状況を改善するため、Pixel向けに新しい通知管理機能「通知オーガナイザー」を提供することを明らかにしました。11月の「Pixel Feature Drop」の一部として、来月より利用できるようになります。

AIが通知の内容を自動仕分け

通知オーガナイザーは、不要な通知をミュートしたり、関連する通知をまとめて表示したりすることで、通知パネルの混雑を減らす機能です。特徴的なのは、仕分け作業を行うAIがすべて端末内で動作する点です。通知の内容がGoogle側に送信されることはなく、プライバシーの観点でも安心して使えるよう配慮されています。

通知は「ニュース」「プロモーション」など複数のカテゴリに振り分けられます。実際の例では、Google NewsやGoogleアプリの通知が「ニュース」にまとまり、Google OneやYouTube Music、Google TVの通知は「プロモーション」に自動で整理されます。

アプリごとにまとめるのではなく、通知本文の内容を見て分類する仕組みのため、同じアプリでも通知内容によって別々のカテゴリに入ることがある点もユニークです。

まずはPixel 9/Pixel 10限定、英語のみ対応

対応機種はPixel 9シリーズとPixel 10シリーズのみで、Pixel 9aは対象外。さらに、現時点では英語通知にのみ対応しており、他言語の通知整理は今後の対応待ちとなります。

設定から「通知オーガナイザー」をオンにすると、さらに細かい調整も可能です。
・カテゴリを自動展開するか
・特定のアプリを整理対象から外すか
・「ソーシャル」「おすすめ」などの追加カテゴリをオンにするか
といった設定が行えます。

カテゴリの説明は以下の通りです。

  • プロモーション:セールや新機能など
  • ニュース:速報や特集記事など
  • ソーシャル:いいね、投稿通知など(デフォルトはオフ)

グループ通知の要約機能より先に提供

Pixelにはグループチャットや長文スレッドを自動で要約する通知サマリー機能も控えていますが、それに先駆けて通知整理機能が導入される形になります。どちらもAI活用が前提のPixelらしい新機能で、通知周りの体験が大きく変わりそうです。

AIによる機能追加は派手さはないものの、日常的に役立つタイプ。通知に追われるストレスから解放されたいPixelユーザーにとっては、嬉しいアップデートになりそうです。

ソース

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