
Android 16へのアップデート後、OPPOのミッドレンジモデル「OPPO Reno13 A(SIMフリー)」で、Google ウォレットを使ったタッチ決済が正常に利用できなくなったという報告が、価格.comの掲示板で複数寄せられています。症状の内容から、先日当サイトでもお伝えした「OPPO Find X9」で発生している不具合と似た傾向がある点が注目されます。
VISAタッチのみ使えなくなるとの声
価格.comに投稿されたスレッドでは、Android 16へアップデート後、VISAのタッチ決済が利用できなくなったという報告が確認されています。一方で、QUICPayや楽天Edyといった決済手段は問題なく使えるケースもあり、すべての非接触決済が影響を受けているわけではないようです。
投稿内容を見ると、FeliCa方式の電子マネーは動作するものの、クレジットカード決済で使われるNFCのType AやType Bに限定して不具合が出ている可能性を指摘する声もあります。
再登録や初期化で改善する例も
別のスレッドでは、VISAカードのタッチ決済が突然使えなくなり、カード情報を一度削除して再登録することで一時的に復旧したものの、しばらくすると再び使えなくなったという体験談が共有されています。特にコンビニや飲食店のセミセルフレジで、エラー表示や無反応になるケースが目立つようです。
掲示板では、端末の初期化や、Google ウォレットおよびGoogle関連アプリのデータ削除を行うことで改善する可能性があるという具体的な対処法も紹介されています。ただし、初期化が必須なのかについては意見が分かれており、慎重な対応を勧める声も見られます。
OSアップデート後にカード再認証が必要な可能性
ユーザーからは、Androidのメジャーアップデート後に、Google ウォレット上でクレジットカード情報の再確認が必要になる場合があるとの指摘もあります。実際、ウォレットアプリを開くと「カード情報を確認する必要がある」と表示され、CVV番号や氏名、住所などを再入力することで決済が復旧したという報告もありました。
このことから、OS更新の影響でカード情報の一部が無効化され、再認証が求められている可能性も考えられます。
OPPOから公式な案内は現時点でなし
現時点では、OPPO Reno13 Aに関するタッチ決済不具合について、OPPOから公式なコメントや告知は出ていません。ただし、掲示板では、国内で発売されたばかりの「OPPO Find X9」で発生しているGoogle ウォレットのタッチ決済不具合と同様の事象ではないか、という見方も出ています。
OPPO Find X9については、OPPOがすでに不具合を公式に認め、近日中のソフトウェアアップデートで修正予定であることを当サイトでもお伝えしています。
今回のReno13 Aの事例が個別の端末や設定に起因するものなのか、あるいはOSやGoogle ウォレット側の共通した問題なのかは、現段階でははっきりしていません。クレジットカードのタッチ決済を日常的に利用しているユーザーにとっては影響が大きいため、今後OPPOから正式な説明や対応策が示されるのか、引き続き注目されます。
