
中国のミッドレンジスマートフォン市場が、来年初頭に向けて再び活況を迎えそうです。Weiboの著名リーク情報提供者Digital Chat Stationの報告によると、Xiaomiは「REDMI Turbo 5」シリーズ(グローバル向けにはPOCO X8シリーズ)で、フラッグシップ級の機能を積極的に投入する計画を進めていることが分かりました。特に性能、バッテリー、ハードウェア面の強化に注力しており、2026年1月の発売市場で存在感を示す狙いのようです。
フラッグシップ級の機能をミッドレンジに
REDMI Turbo 5シリーズでは、高性能スマートフォンに見られる3D超音波指紋センサーが搭載される見込みです。これにより、濡れた指での認証でもスムーズかつ正確な指紋認証が可能になります。また、チップセットもフラッグシップ級が採用される予定ですが、具体的な型番はまだ明らかにされていません。
さらに本体にはメタルフレームとガラス背面が採用される可能性があり、Xiaomiは上位ミッドレンジモデルとしての質感向上を図りつつ、価格に過度な負担をかけない戦略をとっているようです。ステレオスピーカーも左右対称チューニングで搭載され、マルチメディア体験の向上が期待されます。
大容量バッテリーとカメラ性能にも注力
バッテリー面では、大容量バッテリーに加え100W急速充電に対応することが注目ポイントです。これにより、長時間駆動と高速充電を両立でき、充電待ち時間を気にせず使える仕様となっています。近年、中国のミッドレンジスマホでも同様の充電性能がトレンドになっています。
カメラは多数のサブレンズに頼るのではなく、大型メインセンサーを採用する設計が見込まれています。Xiaomiのこれまでのスマートフォンでも、こうしたシンプルな構成が全体的な画質性能を高めることに寄与しており、今回も同様の方針が取られるようです。一方、振動モーターは標準的なX軸モーターが搭載されます。
春節前の発売を予定、競合モデルと直接対決
情報によれば、REDMI Turbo 5シリーズは2026年の春節(2月17日)前、つまり1月の早い段階で発表される可能性があります。市場では、OnePlus Turboシリーズ、iQOO Z11 Turbo、realme Neo8などと直接競合することになりそうです。これらの機種はいずれも大型ディスプレイ、大容量バッテリー、高性能プロセッサを特徴としており、POCO X8シリーズもグローバル市場で同様の訴求が期待されます。
これまでのREDMI KシリーズやTurboシリーズ同様、REDMI Turbo 5は中国国内向けが先行し、グローバルではPOCO X8として展開される見込みです。Xiaomiの2026年初頭ラインナップがどのような仕上がりになるのか、注目が集まります。

