
Pixelシリーズ向けの11月ソフトウェアアップデートが、いよいよ配信間近となっています。Googleからの正式アナウンスはまだ行われていないものの、米Verizonが誤って更新内容を公開してしまい、既に変更点の大半が判明しました。掲載はすぐに取り下げられましたが、海外メディアが内容を確認しています。
セキュリティパッチに加え、複数の不具合を修正
Verizonが公開していた更新内容によると、今回のアップデートでは最新のAndroidセキュリティパッチが配信されるほか、オーディオ、カメラ、バッテリー制御、アプリ動作など、複数の分野で改善が行われます。
特にオーディオまわりでは、特定の条件で発生していたパフォーマンス低下やシステムの不安定さを修正。電池関連では消費や充電動作の最適化が行われ、すべてのPixelが対象になります。
カメラの“虹色ノイズ”現象を修正
カメラでは、広角・望遠レンズで撮影した写真に虹色のような色ムラが出ることがある問題に対処。Pixel 9/9 ProシリーズやPixel 10シリーズ、Pixel Foldなど幅広いモデルが対象とされています。
アプリが起動しない不具合、Webカメラ機能の異常も改善
一部アプリが読み込めない、USB接続時のWebカメラ機能が正しく動作しないといった問題も修正項目に含まれています。これらはPixel全機種が対象です。
対応ビルド番号一覧
確認されたビルド番号は以下の通りです。
- Pixel 7a / 8 / 8 Pro / 8a / 9 / 9 Pro / 9 Pro XL / 9 Pro Fold / 9a / Pixel Fold:BP3A.251105.015
- Pixel 10 / 10 Pro / 10 Pro XL / 10 Pro Fold:BD3A.251105.010.E1
なお、Pixel 6 / 6 Pro / 6a / 7 / 7 Proの更新履歴ページは現時点で更新されていませんが、Verizonが当初「11月10日配信」と記載していたことから、同時期に配信される可能性が高いと見られています。

