
Samsungが長年開発を進めていた“3つ折り”スマートフォン「Galaxy Z TriFold」が、いよいよ正式発表に近づいているようです。これまでプロトタイプとしてしか公開されていなかった実機を正式に披露し、「今年中にユーザーの手に届ける」と明言しました。
Bluetooth認証を取得、発売準備が進行中
新たに判明したのは、Bluetooth SIGによる認証取得。Bluetoothの規格策定を行う同団体のデータベースに、TriFoldの型番とされる複数のモデル番号が登録されました。

登録されたのは以下の5つ。
- SM-D6390
 - SM-D639U
 - SM-D639U1
 - SM-D639N
 - SM-D639B
 
この番号はSamsungの通常の型番パターンと異なるため、「目立たないように意図的に変えている」と見られています。Samsungは未発表製品の認証段階でよく採用する手法です。
展開地域はかなり限定的?
登録されたモデルの対応国も徐々に判明しています。
| 型番 | 想定地域 | 
|---|---|
| SM-D6390 / SM-D639N | 中国 / 韓国向け | 
| SM-D639U / SM-D639U1 | 米国(キャリア版 / SIMフリー) | 
| SM-D639B | 国際向け(インターナショナルモデル) | 
国際版が存在するからといって、すぐに世界中で販売されるとは限りません。内部情報によれば、今年の販売対象は 中国・韓国・米国 の3か国が中心で、海外では UAE(アラブ首長国連邦) のみが対象になる可能性が高いとのこと。
さらに台湾への投入も噂されていますが、グローバル展開が本格化するのは 2026年以降 と見られています。
国際モデルだけ別認証?仕様差の可能性も
興味深いのは、国際モデル(SM-D639B)が他モデルと別枠で認証を受けている点です。これがハードウェアの差を示すのか、単なる手続き上のものなのかは不明。Bluetooth認証だけでは詳細は判別できませんが、地域による仕様差が生まれる可能性はあります。
  
  
  
  

