
Xiaomiは中国で新型「Redmi K90」シリーズを正式発表しました。シリーズの最上位モデルとなる「Redmi K90 Pro Max」は、Qualcommの最新ハイエンドチップ「Snapdragon 8 Elite Gen 5」を搭載し、カメラ・バッテリー性能ともに大幅な進化を遂げています。価格は約8万5,600円からと、コストパフォーマンスの高さが際立ちます。
最上位モデル「K90 Pro Max」はフラッグシップ級の性能
Redmi K90 Pro Maxは、昨年のK80 Proの後継機として登場。Snapdragon 8 Elite Gen 5チップセットに加え、LPDDR5Xメモリを採用し、ハイエンド機としての実力をしっかりと備えています。

ディスプレイは6.9インチのLTPO AMOLEDパネルで、解像度2608×1200、リフレッシュレート120Hz、最大輝度3,500ニトというスペック。さらに7,560mAhの大型シリコンカーボンバッテリーを搭載し、100Wの有線充電と50Wのワイヤレス充電に対応します。
カメラ構成も豪華で、メインカメラには1/1.31インチの「Light Hunter 950」センサーを採用した5,000万画素カメラを搭載。さらに同じく5,000万画素の5倍光学ズーム望遠カメラ(ISOCELL JN5)と、超広角カメラも5,000万画素という構成になっています。フロントカメラは3,200万画素で、デュアルスピーカーはBoseがチューニングを担当しています。
Redmi K90 Pro Maxの価格
Redmi K90 Pro Maxの価格は以下の通りです(1人民元=21.40円換算)。
- 12GB RAM / 256GBストレージ:3,999元(約85,600円)
- 16GB RAM / 1TBストレージ:5,299元(約113,400円)
- Champion Edition(ランボルギーニ仕様):5,499元(約117,200円)
上位モデルながら10万円台前半で手に入る価格設定は、他社のフラッグシップ機と比べても非常に魅力的です。
「Redmi K90」はハイパフォーマンスなミドルレンジ機

一方、Redmi K90はミドルレンジモデルとして位置づけられていますが、性能面では十分にハイエンド級です。Snapdragon 8 Eliteチップと3Dベイパーチャンバーによる冷却システムを備え、6.59インチOLEDディスプレイ(解像度2510×1156、リフレッシュレート120Hz)を採用。ピーク輝度も上位モデル同様3,500ニトと明るさに妥協はありません。
バッテリー容量は7,100mAhで100W急速充電に対応。カメラはメインが5,000万画素(Light Hunter 800、1/1.55インチ、OIS対応)、望遠が5,000万画素の2.5倍光学ズーム、超広角が800万画素、フロントカメラは2,000万画素という構成です。音響面ではこちらもBoseが監修しています。
Redmi K90の価格
Redmi K90の価格は次の通りです。
- 12GB RAM / 256GBストレージ:2,599元(約55,600円)
- 16GB RAM / 1TBストレージ:3,999元(約85,600円)
7万円以下でSnapdragon 8 Eliteチップ搭載というのは、ミドルレンジ機としては破格といえるでしょう。
世界展開にも期待
現時点では、Redmi K90シリーズのグローバル発売については明らかにされていませんが、Pro Maxモデルは「Poco F8 Ultra」として登場する可能性が指摘されています。
高性能と手ごろな価格の両立を実現したK90シリーズは、Xiaomiのコストパフォーマンス戦略を象徴する存在として、今後の展開に注目が集まっています。

