
OppoとOnePlusが、これまで一部用途に限定されていた「バイパス充電」の適用範囲を大幅に拡大する方針を明らかにしました。対応機種には、フラッグシップからタブレットまで幅広いラインナップが含まれており、OTAアップデートとして順次展開される見込みです。
ゲーム限定だった機能が、日常利用にも開放へ
バイパス充電は、端末が電池ではなく電源から直接給電を受ける仕組みで、バッテリーの劣化抑制や発熱低減に効果があります。ただし現状はゲーム時のみ利用可能で、動画視聴や長時間のビデオ会議など“負荷が高いがゲーム以外”の場面では使えませんでした。
しかし、Oppo社員のコメントによれば、この制限を取り払い、動画再生などの一般用途にも対応させるアップデートを計画しているとのことです。
Oppo機種が中心、多数のOnePlus端末も対象に
今回の機能拡大は、Oppoの最新・旧世代の多数モデルが中心になっており、OnePlus端末も幅広く含まれています。以下は、現時点で対象とされる機種群です。
■ Oppo(オッポ)
- Find X9 シリーズ
- Find X8 シリーズ
- Find X7 シリーズ
- Find N5
- Reno 14 シリーズ
- Reno 13 シリーズ
- Oppo Pad 5
- Oppo Pad 4 Pro
■ OnePlus(ワンプラス)
- OnePlus 15
- OnePlus 13 / 13T
- OnePlus 12
- OnePlus Ace 6 / 6T
- OnePlus Ace 5 シリーズ
- OnePlus Ace 3 シリーズ
- OnePlus Tablet 2
- OnePlus 2 Pro
このほかにも対象機種が追加される可能性があります。
充電の新スタンダードとなるか
急速充電競争が落ち着きつつある一方、バッテリー寿命や発熱対策の重要性は年々高まっています。バイパス充電のように“端末が熱くならず電池も痛まない”技術は、日常の快適性を底上げする実用性の高い機能です。
今回の対応範囲拡大が実現すれば、OppoおよびOnePlusユーザーはゲーム以外のシーンでも安心して長時間利用できるようになり、今後のスマートフォン標準機能として広がっていく可能性もありそうです。


