Nothing、Android 16ベースの「Nothing OS 4」アップデートを一時停止 原因は「誤表示による混乱」

Nothingが11月末から順次配信していた Android 16 ベースの「Nothing OS 4」アップデートについて、同社が配信を一時停止していることが分かりました。不具合修正後に配信は再開される見通しですが、しばらくのあいだ対象モデルではOTA更新が受け取れない状況が続きそうです。

一部ユーザーに「Android Beta Program登録」と誤表示

Nothingは11月21日、Nothing Phone 3向けにNothing OS 4を公開し、翌週にはPhone (2a)やPhone (2a) Plusにも拡大していました。しかし、アップデートを適用したユーザーから「安定版のはずなのに、Android Beta Programに登録されたと表示される」という報告が相次ぎ、混乱が広がりました。

この誤表示が主な原因となり、Nothingは配信を停止したとみられています。すでにアップデートを受け取ったユーザーの端末にはNothing OS 4が残っているものの、未更新の端末ではアップデート欄からOS 4が消えています。

新機能は多数だが、安定性に課題

Nothing OS 4では、多数のUI変更が加えられています。ステータスバーアイコンの刷新(デュアルSIMアイコン、横長バッテリーアイコン、外側に表示されるバッテリー残量表示、新しいWi-Fi・データ通信アイコンなど)、ロック画面のブラー効果、充電アニメーションの刷新、省電力アイコンの変更などが含まれます。

しかし配信初期から不具合報告が多く、ユーザーの間では「バグだらけ」との声も出ていました。

Nothingが正式に配信停止を認める

Nothingサポートはユーザー宛てのメールで、以下のように配信停止を正式に認めています。

「現在のNothing OS 4.0の配信を一時的に停止し、重大な修正作業を進めています。すでに4.0へアップデートされたユーザーには修正版を追加で配信します。まだ4.0を受け取っていないユーザーには、配信再開後に正式版を届けます。」

同社は迅速な修正版の提供を目標としており、安定版が整い次第、アップデートは再開される予定です。

今後の見通し

Nothing OS 4は機能面での進化が大きい一方、初期品質への不満も目立ちました。今回の一時停止により、まずは安定性と信頼性の確保が優先されることになりそうです。修正版の配信まで、対象ユーザーはしばらく待つ必要があります。

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Android 16Nothing/CMF Phone
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