
年末に向けてスマートフォン業界は新機種発表ラッシュに突入しています。OPPOも例外ではなく、グローバル向けの「Find X9」シリーズの準備が進む一方で、早くも来年登場予定の「Reno 15」シリーズに関する情報がリークされました。今回明らかになったのは、その最上位モデル「Reno 15 Pro Max」の詳細です。
“Pro Max”を冠するハイエンドモデルが登場
OPPOは今回、AppleやXiaomiなどが採用してきた“Pro Max”の名称を自社ラインナップにも取り入れるようです。その名にふさわしく、Reno 15 Pro Maxはシリーズの中でも最も充実した仕様を備えるフラッグシップモデルになるとみられています。
ディスプレイは6.78インチのフラットOLEDで、解像度は1.5K、リフレッシュレートは最大120Hzに対応。さらにLTPO技術を採用することで、状況に応じてリフレッシュレートを1Hzまで下げ、省電力性を高めています。
チップセットにはMediaTek製のDimensity 9400を搭載。これは先代「Find X8」シリーズにも使われた高性能SoCです。
200MPカメラを中心に大幅な進化
Reno 15 Pro Maxの最大の特徴はカメラです。メインカメラにはSamsung製の200MPセンサー(HP5)を採用し、さらに50MPの望遠レンズと超広角レンズを備えたトリプル構成となります。
フロントカメラも50MPと高解像度で、自撮りやビデオ通話でも細部まで鮮明に撮影できる仕様です。今年のReno 14 Proで採用された独自のLUMOカメラ技術も引き続き搭載される見込みです。
大容量バッテリーと最新ソフトウェア
バッテリー容量は現時点で非公表ながら、約6,500mAhと非常に大きなものになるとされています。指紋認証センサーはディスプレイ内蔵型で、Wi-Fi 7やNFCにも対応。ソフトウェアはAndroid 16をベースにしたColorOS 16を搭載する予定です。
価格はインド市場で5万5,000ルピーを下回る設定になる見込みで、コストパフォーマンスにも期待が高まります。発表は年内に中国で行われ、その後2026年初頭にインドおよびグローバル市場で順次発売されるとみられています。
OPPOは、Renoシリーズを“カメラ重視のプレミアムライン”として再定義しようとしているようです。200MPという圧倒的な解像度と、省電力かつ高性能なディスプレイ技術の組み合わせによって、次世代Renoは中堅機種の枠を超えた存在になるかもしれません。