
ソニーは、フラッグシップイヤホン「WF-1000XM5」とヘッドホン「WH-1000XM6」に対し、最新のファームウェアアップデートを全世界で順次提供開始しました。今回の更新は無料で配信されており、それぞれ「WF-1000XM5」にはバージョン6.0.0、「WH-1000XM6」にはバージョン3.0.0が適用されます。
Bluetooth LE Audioの活用が拡大
両モデルとも、従来より注目されていたBluetooth Low Energy(LE) Audioの機能対応が強化されました。これにより、デジタルアシスタントやヘッドトラッキングに加え、WH-1000XM6では「Find Hub」機能もLE Audio接続時に利用できるようになります。アップデート後は、ペアリング情報を一度削除し、再接続することで新機能が有効化されるとのことです。
新機能「Gemini Live」やオーディオシェアリングに対応
今回のアップデートでは、Googleの新サービス「Gemini Live」への対応も追加。さらに「Fast Pair」を利用したオーディオシェアリングが可能になり、複数のデバイスやユーザー間で音楽をシームレスに共有できます。
WF-1000XM5限定の改善点
WF-1000XM5では「Find Hub」機能がさらに進化しました。左右のイヤホンを個別に探すことができるほか、充電ケースを使わずに機能をオフにする設定も可能になっています。これにより、イヤホンを紛失した際の利便性が大幅に向上しました。
セキュリティ強化も実施
両モデル共通で、システムソフトウェアのセキュリティ機能も改善されています。具体的な内容は明かされていませんが、安心して利用できる環境を整えるためのアップデートとなっています。
今回のアップデートは、利便性だけでなく、最新のオーディオ体験を提供するための重要なステップと言えるでしょう。特にLE Audioの活用範囲が広がったことで、ワイヤレスオーディオの新しい可能性がさらに拡大しています。