ソニーのXperiaは「最も長持ちしないスマホ」 6年後の不具合発生率でワースト1に

英国の消費者団体「Which?」が実施した大規模調査によると、ソニーのスマートフォン「Xperia」シリーズは6年使用後の不具合発生率が31%と、調査対象ブランドの中で最も高いことが明らかになりました。これは、同調査における「最も長持ちしないスマートフォンブランド」とも言える結果です。

3年目までは平均的、しかし6年目で急上昇

今回の調査は、過去7年間に購入された15,000台以上のスマートフォンを対象に行われたものです。

ブランド(サンプル数)1年後の不具合発生率3年後の不具合発生率6年後の不具合発生率
OnePlus (142)0%3%11%
Realme (47)2%4%11%
Google (801)4%7%11%
Samsung (5,787)2%7%13%
Apple (6,606)3%8%15%
Honor (157)3%8%15%
Xiaomi (310)4%11%18%
Doro (43)2%14%21%
Motorola (904)3%11%22%
Oppo (189)2%12%23%
Alcatel (84)5%15%26%
Nokia (198)3%12%27%
Huawei (287)3%13%29%
Sony (153)3%12%31%(ワースト1)
  • 1年目:Xperiaの不具合発生率は3%と、他社と比べても平均的。
  • 3年目:12%とやや上昇するものの、特別高いわけではありません。
  • 6年目:31%に達し、Huawei(29%)やNokia(27%)を上回り、ワースト1に。

つまり、購入から数年は安定していても、長期利用では不具合が顕著に増えるという傾向が浮き彫りになりました。

サムスンやGoogleとの比較

調査では、人気の高いサムスンやGoogleについても興味深い結果が出ています。

  • サムスン(Galaxy):6年後の不具合発生率は13%。出荷台数の多さを考えると、比較的良好な結果といえます。
  • Google(Pixel):6年後でもわずか11%にとどまり、最も信頼性の高いブランドのひとつとして評価されています。

一方、ソニーの31%はこれらのブランドと比べて大きな差があり、長期利用での信頼性という点では厳しい結果です。

「買い替えサイクル」がカギに

スマートフォン市場では、2〜3年ごとに機種変更を行うユーザーも多いため、短期的にはソニーの信頼性は大きな問題にはなりにくいといえます。しかし、「長く1台を使いたい」というユーザーにとって、Xperiaは選びにくい選択肢となる可能性があります。

今回の結果からは、ソニーがハードウェア耐久性や長期サポート体制をさらに強化する必要性が浮き彫りになったといえるでしょう。

ソース

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