Pixel 10 Pro XLで動画撮影時に音声不具合、原因はデザイン変更にあり

8月20日に発表されたPixel 10シリーズは、見た目の大きな変更こそ少ないものの、内部設計には細かな調整が加えられています。その一つが、Pixel 10 Pro XLで指摘されている「動画撮影時の音声不具合」です。

スピーカーとマイクの配置を入れ替え

今回の問題は、Pixel 9 Pro XLとの比較で判明しました。Pixel 10 Pro XLでは、本体下部にあるスピーカーとマイクの位置が入れ替えられており、これは横向きでゲームをプレイする際に音が手で遮られにくくするための工夫だとされています。

しかし、その副作用として、横向きで動画を撮影するとマイクが手に覆われやすくなり、録音される音声がこもったり不自然に途切れるといった症状が確認されています。

回避方法はあるが不便さも

この不具合を避ける方法としては、動画撮影時に手の持ち方に注意するか、スマートフォンを180度回転させて持つといった対処が可能です。ただし、後者の方法は右利きのユーザーにとっては持ちづらく、実用的とは言えません。

その他の注目点

Pixel 10 Pro XLの課題はこれだけではありません。搭載されているTensor G5チップはGPU性能の低さが指摘されており、ゲーム用途では期待を下回るとの声もあります。ただし、ドライバ更新で改善する可能性があるとも報じられており、今後のアップデートに期待が寄せられています。

一方で、今年のPixelシリーズは分解や修理が容易になった点が評価されており、長く使いたいユーザーにとってはプラス要素となっています。


マイク配置の工夫が裏目に出てしまったPixel 10 Pro XLですが、致命的な欠点ではなく、使い方次第で回避できる範囲にとどまっています。それでも動画撮影を多用するユーザーにとっては注意が必要なポイントとなりそうです。

ソース

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PixelPixel 10シリーズ不具合・バグ
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