
サムスンの次期ソフトウェア「One UI 8.5」の初期ビルドが流出し、その外観が初めて明らかになりました。Galaxy S26シリーズに搭載される見込みのこのバージョンでは、従来のデザインから大きな方向転換を感じさせる変更が見られます。
浮遊する検索バーと戻るボタン

流出したのは、開発者が古いGalaxy S21+に移植した内部ビルドのスクリーンショットです。特に「設定」アプリのデザインに注目すると、検索バーが画面下部に浮かぶように配置され、スクロールしても位置が固定されたまま表示されます。また、戻るボタンも従来のヘッダー部分から独立し、左上に浮遊する形で配置されるようになっています。

さらに、画面上下にはグラデーションが加えられ、メニューの端が自然にフェードアウトするような視覚効果も確認できます。これらの変更は一見すると小さな調整に見えますが、サムスンのUIデザインにおける重要な方向転換を示唆しています。

iOS 26からの影響?
今回のOne UI 8.5の見た目は、最新のiOS 26で導入された「Liquid Glass」スタイルを想起させる部分があります。サムスン版には水彩画のような光沢感はありませんが、浮遊するUI要素や全体的な雰囲気は確かに似ています。業界では、大手メーカー同士が互いの特徴を取り入れるのは珍しいことではありませんが、サムスンがここまで明確に方向性を変えてきたのは興味深い動きといえるでしょう。
最終版では変更の可能性も
ただし、今回のビルドはあくまで開発途中の内部版であり、最終的に製品版でどうなるかは不明です。サムスンが正式に発表するOne UI 8.5では、今回のデザインがそのまま採用される可能性もあれば、調整される可能性もあります。
いずれにしても、Galaxy S26シリーズとともに公開される予定の新しいUIは、従来のOne UI体験に新鮮さをもたらすことは間違いなさそうです。サムスンがどのようにこの方向性を完成させていくのか、注目が集まります。
  
  
  
  

