
次世代スマートフォン市場で注目されているSnapdragon 8 Elite Gen 5が、ベンチマーク「Geekbench」において過去最高となるスコアを記録しました。テストに使われたのは、来月の登場が噂されるiQOO 15とみられる端末です。
12,000超えのマルチコアスコア

Geekbenchに登録されたiQOO 15(モデル番号「vivo V2505A」)は、シングルコアで3,824点、マルチコアで12,402点を獲得しました。
シングルコアはXiaomi 17 ProやOnePlus 15と同水準ですが、マルチコアは12,000を大きく超え、これまでに報告されたSnapdragon 8 Elite Gen 5搭載機の中でも圧倒的な数値です。
さらに注目すべきは、Appleの最新フラッグシップ「iPhone 17 Pro Max」との比較です。今回のスコアはマルチコア性能で約30%上回る結果となり、Android陣営の新世代チップが大きなアドバンテージを示した形となります。
搭載スペックの一部も判明
今回の情報から、iQOO 15には16GB RAMと最新のAdreno 840 GPUが搭載されていることも明らかになりました。以前のGeekbench登録時よりクロック数やスコアが向上している点からも、最終仕様に近づいていると考えられます。
発売時期は10月下旬か
iQOOはまだ公式発表を行っていませんが、中国での認証も確認されており、現地メディアの情報では10月下旬の発表が有力とされています。Snapdragon 8 Elite Gen 5を搭載する最初のモデルとして、iQOO 15は大きな注目を集めることになりそうです。
今回のスコアは、Androidスマートフォンの性能競争において大きな転換点となる可能性があります。iQOO 15の正式発表とともに、他社のフラッグシップとの実力差がどう現れるのか、今後の展開が楽しみです。