
Appleは先日、最新OSとなる「iOS 26」を一般公開しました。新しい「Liquid Glass」インターフェースなど大きなデザイン刷新は注目を集めていますが、一方で動作のカクつきや不具合が報告されており、慣れにくさを感じているユーザーも少なくありません。幸い、現時点では依然として「iOS 18.6.2」が署名中であるため、安定性を重視する場合にはダウングレードが可能です。
ダウングレード前の注意点
まず理解しておくべきは、iOSのダウングレードは端末のデータがすべて消去されるということです。必ず事前にiCloudやFinder(Mac)、iTunes(Windows)を利用してバックアップを作成してください。写真やメモなど重要なデータは個別にエクスポートしておくと安心です。
必要な準備
- 「探す」機能の無効化
設定 → 自分の名前 → 探す → iPhoneを探す をオフにし、Apple IDからもサインアウトします。 - iOS 18.6.2のファームウェアを入手
Apple公式サーバーやIPSW.meから、使用しているiPhoneモデル専用の「iOS 18.6.2」ファイルをダウンロードしてください。署名中であることの確認も忘れずに。 - iPhoneをMacまたはWindowsに接続
USB-CまたはLightningケーブルで接続し、FinderまたはiTunesが認識する状態にしておきます。
ダウングレードの手順
- DFUモードに入る
Face ID搭載機の場合は、音量アップ → 音量ダウン → サイドボタン長押しで画面が消えたら、さらにサイドボタン+音量ダウンを5秒ほど同時に押し、サイドボタンだけ放して音量ダウンを押し続けます。FinderがDFUモードを検出すれば成功です。 - 復元を実行
MacではFinderで「Option」キーを押しながら「iPhoneを復元」をクリック。WindowsではiTunesで「Shift」を押しながら「復元」をクリックし、先ほど入手したiOS 18.6.2のファイルを選択します。 - インストール完了を待つ
端末は複数回再起動しますが、そのまま接続を維持してください。完了後は「新しいiPhoneとして設定」するのが最も安定しますが、互換性のあるバックアップから復元することも可能です。
今後の注意点
このダウングレードは永続的なものではありません。Appleが署名を停止すれば実行できなくなります。そのため、iOS 26の不安定さに悩んでいる場合は、署名が残っている今のうちに対応するのがおすすめです。作業完了後は「iPhoneを探す」を再度有効化し、Apple IDにサインインすることも忘れないようにしてください。
最新のUIに魅力を感じつつも安定性を優先したい方にとって、この方法は有効な選択肢となりそうです。