AndroidにWi-Fi共有制限機能が追加へ、複数プロファイル利用時の管理がより柔軟に

Androidに、複数のユーザープロファイルを利用している端末向けの新しいWi-Fi管理機能が追加される見込みです。これにより、同じ端末内の他のプロファイルに対して、Wi-Fi接続情報を共有しない設定が可能になると報じられています。

家族や同居人との端末共有を想定した新機能

Androidでは1台の端末に複数のプロファイルを作成でき、それぞれが独立したアプリや設定、ファイル領域を持てる仕組みが用意されています。家庭内での共有端末や、家族での利用では便利な機能ですが、Wi-Fi設定についてはこれまで制御の自由度が高いとは言えませんでした。

今回伝えられている新機能では、管理者となるプロファイルがWi-Fiの共有をオフにすることで、他のプロファイルが自動的に同じネットワークへ接続できなくなります。たとえば、保護者が子どもと端末を共有している場合、意図せずネットワークに接続されるのを防ぐといった使い方が想定されています。

パスワード入力なしでは接続不可に

Wi-Fi共有を無効にした場合、他のプロファイルはネットワークへ接続するためにパスワードの入力が必要になります。これにより、管理者の許可なくWi-Fiへ接続される心配が減り、セキュリティや利用管理の面で安心感が高まります。

同居人との共有端末や、来客時に一時的に端末を使わせる場合などでも、ネットワーク情報を安易に渡さずに済む点は実用的と言えそうです。

まずはベータ版での提供となる見込み

このWi-Fi共有制御機能は、すぐに正式版へ導入されるわけではなく、今後配信されるAndroidのベータ版でテストされる可能性が高いと見られています。現時点ではAndroidのCanaryチャンネルで確認されており、開発自体は数か月前から進められているようです。

基本的な共有オフの動作は問題なく機能している一方で、他のプロファイルにWi-Fi設定の編集を許可するオプションについては、まだ正常に動作していない部分もあるとされています。正式リリースまでには、もう少し時間がかかりそうです。

複数人で1台のAndroid端末を使うケースは決して少なくありません。こうした細かな管理機能の追加は、日常利用の安心感を高める改善として、多くのユーザーに歓迎されるのではないでしょうか。

ソース

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