
Xiaomiの次世代フラッグシップモデル「Xiaomi 17 Ultra」のカメラウォーターマークがリークされ、同機の詳細なカメラ仕様やブランド戦略が明らかになりました。今回の情報では、1インチサイズの新メインセンサーや、従来と異なる地域別のブランド展開が確認されています。これにより、Xiaomiが高性能モバイル写真に注力していることが一層浮き彫りとなりました。
Leicaとの新たなブランド戦略
リークされたウォーターマークから最も注目されるのはブランド表記です。中国市場では「Xiaomi 17 Ultra by Leica」として販売され、海外市場では「Leitzphone powered by Xiaomi」として展開される可能性が示唆されています。この二本立てのブランド戦略は、Leicaとの深い協業を示すとともに、地域ごとのマーケティング方針を反映したものと考えられます。
モデル番号も地域別の展開を裏付けています。
- Xiaomi 17 Ultra: 2512BPNDAG、2512BPNDAI、2512BPNDAC
- Leitzphone powered by Xiaomi: 25128PNA1G、25128PNA1C
カメラ構成の最適化と性能向上
従来の内部情報では、Xiaomi 17 Ultraは背面に4眼カメラ、前面に1カメラを搭載するとされていました。しかし、リーク資料によると背面カメラは3眼構成に簡略化されており、スペース効率や電力消費、画像処理効率の向上が狙われています。
背面カメラの構成は以下の通りです。
- 50MP メインカメラ OVX10500U(OV50X) – Light Hunter 1050U
- 50MP 超広角カメラ S5KJN5
- 200MP 望遠カメラ S5KHPE
特に200MPの望遠カメラはハイブリッドズームや遠距離撮影における計算写真処理で重要な役割を果たすと見られます。また、前面カメラは従来の32MPから50MPに強化され、動画通話やSNS用の高画質セルフィーへの対応が向上しています。
新型1インチセンサー「OVX10500U」の登場
今回のリークで明らかになったOVX10500U(OV50X)センサーは、Xiaomi Ultraシリーズではおなじみの大判センサーを採用したメインカメラ用の新型センサーです。解像度は50MPで、1インチサイズの大型センサーにより、暗所での光取り込み量やダイナミックレンジ、自然な被写界深度の表現が向上すると期待されます。
Xiaomi 17 UltraはXiaomi 17 Proシリーズとは異なり背面ディスプレイを搭載せず、内部スペースをカメラハードウェアと熱管理に優先的に割り当てています。
Snapdragon 8 Elite Gen 5搭載で処理性能も強化
さらに、Xiaomi 17 UltraはSnapdragon 8 Elite Gen 5チップセットを搭載する見込みです。このプラットフォームはAI処理、画像信号処理、電力効率に優れ、高性能カメラ機能を支える基盤となります。新型センサーとシンプルなカメラレイアウトとの組み合わせにより、Xiaomiは安定した撮影性能を重視した設計を採用していることがうかがえます。
Xiaomi 17 Ultraは、Leicaとの協業による高性能撮影機能と地域別ブランド戦略、そして最新チップと新型1インチセンサーの組み合わせで、次世代フラッグシップとしての位置付けを明確にしています。今後の正式発表では、これらの詳細仕様がさらに明らかになる見込みです。
