Pixel 10 Pro XL、2025年で最も修理しやすいスマホの一つに?

Googleの最新フラッグシップ「Pixel 10 Pro XL」が、今年発売されたスマートフォンの中で最も修理しやすい端末になるかもしれません。人気YouTuberのJerryRigEverything(JRE)が公開した分解動画では、その構造のシンプルさと交換部品へのアクセスの容易さが明らかになりました。

公開された分解マニュアル

GoogleはPixel 10 Pro XL向けに234ページに及ぶ詳細な修理マニュアルを無料で公開。さらに無印モデル用には228ページのマニュアルも用意されています。メーカー自らがここまで踏み込んだ修理情報を提供するのは珍しく、ユーザーや修理業者にとって大きな助けとなります。

ディスプレイとバッテリーの取り外しが容易

分解の冒頭で行われたディスプレイの取り外しでは、特別なネジを使う必要はなく、金属製のラッチと“レゴ風”のフラットケーブルだけで固定されていることが判明しました。しかも、取り外し作業中もディスプレイは点灯したまま機能するという設計になっています。

続いてバッテリーについても、背面ガラスを外すと緑色のプルタブが現れ、これを引くだけで簡単に取り外せる構造になっていることが確認されました。従来のスマートフォンにありがちな強力な接着剤や複雑な配線の処理が不要で、交換は数ステップで完了します。

カメラと基板はやや難所

一方で、カメラモジュールやマザーボードの取り外しは少し難しく、隠されたネジによって固定されているため作業に時間がかかると指摘されています。それでも全体としては、多くのユーザーが交換を希望する画面やバッテリーといった主要部品に簡単にアクセスできる点が大きな強みです。

JerryRigEverythingは総評として、Pixel 10 Pro XLは今年最も修理しやすいスマートフォンの一つであり、持ちやすさを重視する「Fairphone 6」を超える可能性すらあると評価しました。修理用パーツの入手性、無料で提供される詳細マニュアル、そして日常的に交換が必要になる部品の扱いやすさが高く評価された要因です。

Pixel 10 Pro XLは性能面だけでなく、持続可能性やユーザーフレンドリーな設計という観点でも注目を集めそうです。

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