
Googleは本日、最新のPixel 10シリーズに向けて新たな9月のOTAアップデートを展開しました。対象となるのはPixel 10、Pixel 10 Pro、そしてPixel 10 Pro XLの3機種です。
発売直後から続く細かなアップデート
Pixel 10シリーズは発売日にすでにAndroid 16 QPR1(8月パッチ)を適用した状態で出荷され、その直後に9月のセキュリティパッチを含む更新が配信されていました。前回のアップデートでは、以下の不具合修正が行われています。
- 特定条件下でのシステム安定性とオーディオ性能の改善
- アプリ内ブラウザからのページ遷移時に画面が黒くなる問題の修正
- Android Auto接続中かつUSB-C充電中に電源ボタンが機能しなくなる不具合の解消
- 一部条件で発生するシステムの不安定化への対処
今回は小規模ながら重要な修正
今回配信が始まったアップデート(ビルド番号:BD3A.250721.001.E1)は、約31MBと小規模なものです。Googleのリリースノートによれば、「重大なバグ修正とパフォーマンスおよび安定性の改善」が主な内容とされています。具体的な修正点は明かされていませんが、発売後にユーザーから報告された細かな不具合への対応とみられます。
配信はPixel 10シリーズ限定
今回の追加アップデートはPixel 10シリーズ専用で、他のPixel端末には配信されていません。すでに「設定」アプリから即時にOTAが確認できる状況となっており、現時点ではファクトリーイメージは公開されていないものの、OTAイメージは利用可能です。
ユーザー体験向上への継続的対応
GoogleはPixelシリーズにおいて、発売直後から頻繁に不具合修正や最適化を行ってきました。今回の追加アップデートもその一環であり、特に新モデルの安定性確保に力を入れていることがうかがえます。Pixel 10シリーズを利用しているユーザーは、早めにアップデートを適用しておくと安心です。