
ソニーモバイルが、同社の最新フラッグシップモデル「Xperia 1 VII」に対して、Android 16の正式アップデートを配信し始めたことが明らかになりました。これまでのソニー端末の動きと比べても、今回の対応は異例の速さとなっています。
ファームウェアで確認されたAndroid 16搭載
今回配信が始まった新ファームウェアのバージョン番号は「71.x.x」。先頭2桁の「71」はXperia 1 VII向けであることを示し、3桁目の「1」は同機種で2つ目のOSメジャーアップデートを意味しています(Android 15は「0」)。このことからも、今回のアップデートが正式なAndroid 16搭載版であることが裏付けられています。

サムスンに続くスピード配信
前日にはサムスンが韓国版Galaxy S25向けにAndroid 16(One UI 8)を提供開始したばかりですが、ソニーもこれに続くスピードで最新OSを展開しました。特にPixelシリーズへの提供が例年より早かったこともありますが、ソニーがこれほどの早さで最新OSを提供するのは過去に例がなく、今回が最速といってよいでしょう。
提供地域と今後の見通し
現時点でアップデートが確認されているのは、英国および欧州向けの「XQ-FS54」モデルのみです。しかし、このペースであれば、国内キャリア版やSIMフリー版も数週間以内にはAndroid 16へ更新可能になると見られます。
今回の動きは、ソニーがOSアップデートのスピード向上に本腰を入れていることを示すものであり、ユーザーにとっても大きな安心材料となりそうです。