
AppleのiPad miniは、コンパクトさと実用的な性能を両立したモデルとして独自の立ち位置を築いてきました。最新のリーク情報によると、次期モデルとされるiPad mini 8では、そのバランスがさらに一段引き上げられる可能性があります。特に注目されているのが、搭載チップによる性能面の進化です。
内部テストで次世代miniの存在が浮上
内部のiOS 26ビルドから得られた情報によると、Appleはすでに次世代iPad miniのテストを進めているとされています。当初は、現行のA17 ProからA19 Proへと移行するとの見方が有力で、これだけでも20〜30%程度の性能向上が見込まれていました。
A20 Pro採用の噂、iPadとしては異例の先行投入か
しかし、新たに中国SNSの情報提供者から伝えられた内容では、iPad mini 8にはさらに新しいA20 Proが搭載される可能性があるとされています。このチップは、将来のiPhone 18シリーズやApple初の折りたたみデバイス向けに登場すると噂されているもので、2nmプロセスを採用した次世代SoCと見られています。
仮にこの情報が事実であれば、iPad mini 8はAppleのタブレットとしてもかなり早い段階で最新世代のチップを採用することになります。
小型タブレットでも体感できる性能と電力効率の進化
A20 Proは、現行の3nm世代チップと比べて約15%の性能向上と、最大30%の電力効率改善が期待されているといいます。これにより、アプリの動作速度やゲーム性能の向上はもちろん、バッテリー持ちの改善も見込まれます。サイズの制約があるiPad miniにとって、この進化は特に大きな意味を持ちそうです。
ディスプレイはOLED化か、サイズも微増の可能性
性能面だけでなく、ディスプレイの刷新も噂されています。iPad mini 8では、miniシリーズとして初めて8.5インチのOLEDパネルが採用される可能性があるとされ、コントラストや色表現の向上が期待されます。一方で、リフレッシュレートは60Hzにとどまり、Proモデルとの差別化は維持される見通しです。
発売は2026年第3四半期が有力視
現時点では、Appleは2026年第3四半期ごろの発売を目標にしていると伝えられています。開発中の製品である以上、仕様や計画が変更される可能性はありますが、もしこれらの情報が実現すれば、iPad mini 8は最小サイズながら、これまで以上に高性能でプレミアムな存在になるかもしれません。
コンパクトなiPadに妥協のない性能を求めるユーザーにとって、次期iPad miniは注目すべき1台となりそうです。

