世界の折りたたみスマホ市場、サムスンが2位陥落 モトローラが急浮上

市場調査会社Counterpointの最新レポートによると、2025年第2四半期の折りたたみスマートフォン市場で、サムスンが世界2位の座を失い、代わってモトローラが2位に浮上したことが明らかになりました。首位は引き続きファーウェイが独走しています。

ファーウェイが圧倒的首位を維持

同レポートによれば、ファーウェイは第2四半期に世界市場でシェア45%を獲得。前年同期の33%から大幅に伸ばし、特に中国国内で「Mate X6」が爆発的に売れたことが寄与しています。

一方、サムスンは前年21%から9%へとシェアを大きく落とし、苦しい状況に。これに対してモトローラは、前年14%だったシェアを28%まで拡大し、初めて2位に躍り出ました。主力の「Razr」シリーズが米国市場で堅調に売れたことが大きな要因です。

その他メーカーは全体の18%を占めています。市場全体としては前年同期比45%の成長を遂げ、折りたたみスマホの需要は依然として拡大傾向にあります。

サムスン復活の可能性

ただし今回のレポートには、サムスンが7月に発売した最新の「Galaxy Z Fold 7」と「Galaxy Z Flip 7」の販売台数は含まれていません。これらの新機種は発売直後から好調な販売を記録しており、第3四半期の数字ではモトローラを再び抜き返す可能性が高いと見られています。

さらにサムスンは、当初20万台の生産を予定していたGalaxy Z Fold 7について、9月には26万台の製造を計画していると報じられています。この増産体制は、市場シェアの奪還に向けた強い姿勢を示していると言えるでしょう。

今後の展望

2025年の折りたたみスマホ市場は、中国での高級モデル需要を背景にファーウェイがリードしつつ、米国ではモトローラが普及モデルで勢いを増しています。サムスンは新製品の販売次第で再び2位、あるいは首位争いに返り咲く可能性があり、第3四半期の市場動向が大きな注目を集めています。

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GalaxyMotorola/moto
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