
SamsungがAndroid 16をベースとした「One UI 8」のテストを続けているGalaxy S25シリーズに、新たなベータ版アップデートが提供されました。今回で8回目のベータ配信となり、正式版公開が迫っていることをうかがわせます。
異例の8回目ベータ配信
例年、Samsungは5~6回のベータ配信を経て安定版をリリースするケースが多いですが、Galaxy S25シリーズでは8回目に突入。バグ修正や細かな調整が必要となっているようです。前回のベータ7が8月下旬に公開されたばかりで、今回のベータ8はわずか10日後の配信となりました。
主な修正内容
最新のファームウェア「ZYI3」(容量600MB以上)では、ユーザーから報告されていた複数の不具合が解消されています。修正点の一部は以下の通りです。
- ロック画面の時計表示位置が徐々に下がる問題
- Bluetoothオーディオが途切れる不具合
- 「Stretch Font」が適用されない問題
- アップデート後、通知バーやPIN入力時の文字が細く表示される不具合
- クイックランアイコンがロック画面から消える現象
- ロック/アンロック時に時計がカクつく問題
このアップデートはすでにインド、韓国、ドイツ、イギリスで配信が確認されており、対象地域のユーザーは「設定 > ソフトウェアアップデート > ダウンロードしてインストール」から入手できます。
安定版リリースは9月中か
リーク情報によれば、Galaxy S25シリーズ向けの安定版「One UI 8」は9月18日に公開予定とされています。その後、先代のGalaxy S24シリーズにも1週間遅れで展開される見込みです。もっとも、過去の事例からも分かるように、Samsungが予定を前倒しする可能性もあれば、最終調整によって遅れるケースも考えられます。
今後への期待
今回のベータ8配信により、Galaxy S25のソフトウェア完成度はさらに高められたといえます。正式版公開は目前とみられ、最新のAndroid 16体験を安定した環境で楽しめる日はそう遠くなさそうです。