
中国・ファーウェイが、再び折りたたみスマートフォン市場に話題を投げかけそうです。リーク情報によれば、今年3月に登場した「Pura X」に続き、その廉価版となる新モデルを開発しているとのことです。
話題を呼んだ「Pura X」
オリジナルのPura Xは2025年3月、中国で約1,250ドル(約18万円)で発売されました。従来の縦長折りたたみとは一線を画し、タブレットに近い体験を可能にする16:10比率のワイドスクリーンを採用した点が注目を集めています。すでに70万台以上が販売されたとも報じられ、ファーウェイにとって成功作といえる存在です。
新モデルは約8万円台に

新たに登場が噂されているのは、そのPura Xの中価格帯バージョンです。情報筋によると、価格は5,999元(約8万4,000円)前後になる見込みで、従来モデルに比べて大幅に購入しやすくなると見られています。
スペック面で一部抑えられる可能性はあるものの、最大の特徴である6.3インチ・16:10のディスプレイは継承されるとされ、デザイン的な魅力はそのまま残るようです。
折りたたみ市場で存在感を強めるファーウェイ
ファーウェイはすでに「Mate XTs」という三つ折りモデルを展開しており、100万台突破が視野に入るなど、折りたたみ分野での地位を固めつつあります。
さらに、アップルが同様のワイドスクリーン比率を採用した「iPhone Fold」を準備しているとの噂もあり、Pura Xシリーズを拡充する狙いは市場トレンドを見据えた戦略ともいえます。
グローバル展開は不透明
一方で、初代Pura Xが中国限定での発売にとどまったことから、今回の新モデルが海外市場に投入されるかどうかは依然として不透明です。
それでも、もし実現すれば「手の届く価格帯の折りたたみ」という新たな選択肢をユーザーに提供し、折りたたみスマホの普及を一段と後押しする可能性があります。