
Xiaomiが今秋にも投入するとみられる新型スマートフォン「Xiaomi 15T」および「Xiaomi 15T Pro」の詳細仕様が公開されました。両モデルは外観こそほぼ同じですが、搭載されるチップセットやカメラ構成、充電性能などで明確な差別化が図られているようです。
デザインと基本仕様


リークによると、両モデルは6.83インチのAMOLEDディスプレイを搭載し、最大輝度は3,200ニトに対応。保護ガラスにはCorning Gorilla Glass 7iを採用し、耐久性にも配慮されています。どちらもIP68防水防塵、eSIMとnanoSIMのデュアル対応など、フラッグシップとしての基本性能は共通しています。
チップセットとパフォーマンス
標準モデルの「Xiaomi 15T」にはMediaTek Dimensity 8400を搭載。一方、「15T Pro」には上位のDimensity 9400+が採用され、より高い処理性能が期待されます。ディスプレイのリフレッシュレートも異なり、15Tは120Hz、15T Proは144Hzに対応します。
カメラ構成の違い
カメラ性能では両モデルの差がさらに際立ちます。Xiaomi 15Tは2倍望遠までの50MP望遠カメラを備える一方、15T Proはサムスン製ISOCELL JN5センサーを採用した50MP・5倍望遠カメラを搭載。被写体に迫った撮影を求めるユーザーに向けた仕様になっています。
バッテリーと充電性能
どちらも5,500mAhの大容量バッテリーを搭載しますが、充電速度は15Tが67W、15T Proが90Wと差別化されています。重量は15Tが194g、Proは210gと、上位モデルはやや重く厚みも増しています。
カラーバリエーションと価格

両モデルともブラック、グレー、ゴールドの3色展開が予定されており、ヨーロッパでの価格はXiaomi 15Tが649ユーロ(約10.5万円)、15T Proが799ユーロ(約13万円)からと伝えられています。なお、いずれも充電器は同梱されない模様です。
スペック比較表
項目 | Xiaomi 15T | Xiaomi 15T Pro |
---|---|---|
チップセット | MediaTek Dimensity 8400 | MediaTek Dimensity 9400+ |
ディスプレイ | 6.83インチ AMOLED 2772×1280、120Hz、最大輝度3,200ニト、Gorilla Glass 7i | 6.83インチ AMOLED 2772×1280、144Hz、最大輝度3,200ニト、Gorilla Glass 7i |
メインカメラ | 50MP Light Fusion 900 f/1.62 OIS | 50MP Light Fusion 800 f/1.7 OIS |
望遠カメラ | 50MP 2倍 f/1.9 | 50MP サムスンISOCELL JN5 5倍 |
超広角カメラ | 12MP f/2.2 | 12MP f/2.2 |
フロントカメラ | 32MP f/2.2、120°視野角 | 32MP f/2.2、120°視野角 |
バッテリー | 5,500mAh、67W急速充電 | 5,500mAh、90W急速充電 |
メモリ・ストレージ | 12GB + 256/512GB | 12GB + 256/512GB |
サイズ・重量 | 厚さ7.5mm、194g | 厚さ8mm、210g |
防水防塵 | IP68 | IP68 |
カラー | ブラック、グレー、ゴールド | ブラック、グレー、ゴールド |
価格(欧州) | 649ユーロ~ | 799ユーロ~ |
今後の展開
Xiaomi 15Tシリーズは、スタンダードモデルとProモデルで性能差を明確に打ち出す戦略が見て取れます。高性能なカメラや144Hzディスプレイを求めるユーザーはPro、コストパフォーマンスを重視するユーザーは15Tと、選択肢の幅を広げる形になりそうです。正式発表のタイミングにも注目が集まります。