
Xiaomiは最新のソフトウェアアップデート「HyperOS 3」を公開しました。新バージョンではデザイン刷新からパフォーマンス改善、そしてクロスデバイス連携の強化まで、幅広い進化が盛り込まれています。ここでは注目すべき5つのポイントを紹介します。
リアルタイム表示に対応した「Super Island」

最大の目玉機能のひとつが「Super Island」です。これはアプリの通知や情報をリアルタイムで表示するインターフェースで、Appleの「Dynamic Island」と似ていますが、最大3つのパネルを同時に扱える点が特徴です。旅行スケジュールやテキストを他アプリにドラッグ&ドロップできるなど、実用性を重視した拡張も盛り込まれています。
デザイン刷新と新しいアイコン

HyperOS 3では、アイコンのカラーリングや角の処理が一新され、より鮮やかで視認性の高いデザインに進化しました。さらに、背景に半透明の「リキッドグラス」効果を採用し、検索バーや設定画面などに高級感を演出。加えて、電話アプリやギャラリーアプリも刷新され、自動アルバム整理やペットの顔認識など便利な機能が追加されています。

ロック画面の高度なカスタマイズ

ユーザー体験の個性化も大きく進化しました。AI生成による動的な壁紙「Movieロック画面」では、端末を点灯するたびに新しいビジュアルが楽しめます。また、壁紙、時計のデザイン、フォント、ぼかし効果をまとめて編集できる統合インターフェースが導入され、簡単に自分好みのロック画面を作れるようになりました。

内部改善でパフォーマンスが向上

「HyperCore」技術をベースにした最適化により、アプリ起動速度は21%高速化、CPU負荷は4%削減、動画再生時の消費電力も10%減少しています。ゲーム体験も向上し、フレームレートは15%改善、タッチレスポンスは9%短縮されました。さらに100種類以上のアニメーションが調整され、操作全体がより滑らかになっています。
進化するクロスデバイス連携
Xiaomiはエコシステム強化にも注力しています。HyperOS 3では、WindowsだけでなくmacOSやiPadOSとの連携も強化。Mac上で最大3つ、Windowsでは最大6つのAndroidアプリを同時に利用可能です。さらに、AppleのTouch IDを使ってXiaomiスマホのロック解除ができるほか、通話やメッセージ通知もiPhoneやMacとシームレスに同期できるようになりました。
今後の期待
HyperOS 3は、デザイン、性能、使いやすさのすべてを磨き上げた大型アップデートといえます。特に「Super Island」やクロスデバイス機能は日常利用での利便性を大きく変える可能性があります。Xiaomiユーザーにとっては見逃せない進化となりそうです。