Pixel Watch 4、分解レポートで判明した「修理のしやすさ」

バッテリーやディスプレイ交換が大幅に簡単に


デザインはほぼ同じでも中身は刷新

Googleが10月9日に発売を予定している最新スマートウォッチ「Pixel Watch 4」。外観は前世代のPixel Watch 3とよく似ていますが、内部構造は大きく見直されており、修理のしやすさが向上していることが分解レポートから明らかになりました。

筐体は金属製で、湾曲OLEDディスプレイを備えていますが、これまでのモデルに比べて開けやすい設計になっています。


バッテリー交換は工具さえあれば手軽に

分解を行ったのは米メディア『Wired』。レポートによると、バンドの取り付け部分に隠されたT2ネジを外すだけで背面が外れ、センサーや振動モーター、そしてバッテリーなど主要な部品にアクセス可能とのことです。

バッテリーを取り出す手順もシンプルで、まず振動モーターを外し、その後に固定用の2本のネジを緩めるだけ。これまでスマートウォッチで最も交換が難しいとされてきたバッテリーが、比較的短時間で取り替えられるのは大きな進化といえます。


ディスプレイ交換も約13分で完了

さらに注目すべきはディスプレイ交換の容易さです。基板につながるケーブルを外し、4本のネジを取り外せば分離可能。『Wired』によれば、実際の作業時間はわずか13分程度だったとのことで、修理経験があまりない人でも比較的簡単に作業できるレベルだと評価しています。


防水性能はIP68にとどまる

ただし、修理性の向上と引き換えに、防水性能はIP68相当に抑えられています。そのため日常的な水濡れには耐えられますが、水泳時の使用は推奨されていません。ディスプレイ部分にはシリコンリングが配置されており、交換後も一定の防水性能を維持できる仕組みになっています。


ライバルとの比較で見えるGoogleの狙い

今回の分解結果から、Pixel Watch 4はApple Watchよりも修理が容易で、サムスンのGalaxy Watch Ultraと比べてもやや扱いやすいことが分かりました。バッテリー寿命の改善や衛星通信による緊急通報など新機能も注目されていますが、同時に「長く使えるデバイス」としての価値を高めることがGoogleの狙いといえそうです。

ソース

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