サムスン「Galaxy S26 Ultra」、バッテリーは据え置きの5,000mAhに

次期フラッグシップ「Galaxy S26 Ultra」に関する新情報が、中国の認証機関・CQC(China Quality Certification Center)のリストから判明しました。認証によれば、本モデルも5,000mAhバッテリー(定格4,855mAh/型番EB-BS948ABY)を搭載し、これはS25 Ultra、さらには2020年のS20 Ultra以降ずっと続く仕様と同一です。


容量拡大は見送り、充電速度で差別化へ

これまで一部リークでは5,400mAhや5,500mAhへの拡大が噂されていましたが、今回の認証でその可能性は否定されました。その代わり、サムスンは充電速度の強化に注力しているようです。S26 Ultraは60W有線充電に対応するとされ、S22 Ultra以来据え置かれてきた45Wからの大幅な進化となります。


Snapdragon 8 Elite 2とOne UI 8による効率化

本機には最新のSnapdragon 8 Elite 2が採用され、Android 16ベースのOne UI 8による最適化も進められています。これにより、バッテリー容量が変わらなくても駆動時間の改善が期待されます。

しかし注意すべきは、このチップセットやソフトウェア最適化は他社のフラッグシップにも共通して搭載される点です。すでにOppo、Vivo、OnePlus、Xiaomiなどは7,000mAh超の大容量バッテリーや80W以上の急速充電を採用し始めており、単なる効率化だけでは優位性を確保しにくい状況となっています。


デザイン刷新と200MPカメラを継承

Galaxy S26 Ultraは2026年1月の発表が見込まれており、価格はS25 Ultraの1,299ドル以上になると予想されています。デザイン面では角をより丸みを帯びた形状に刷新しつつ、サムスンの代名詞ともいえる2億画素カメラ構成を引き続き採用する見通しです。


競争激化の中での立ち位置

5,000mAhという容量自体は一日を通して安定した駆動を保証しますが、競合他社が急速に大容量化を進めている現状では、サムスンがやや見劣りする印象を与えるのも事実です。長年の完成度とブランド力で支持を維持できるのか、それともバッテリー性能の差が次世代フラッグシップ市場でのシェアに影響を及ぼすのか、来年の正式発表が注目されます。

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