REDMAGIC 11 Pro、初の「非フラッグシップSoC」採用の可能性

ゲーミングスマホ市場で独自の存在感を放つREDMAGICシリーズ。その最新モデル「REDMAGIC 11 Pro」について、気になるベンチマーク情報が流出しました。今回の結果からは、これまでの伝統を覆す“異例の選択”が見えてきます。

これまでの路線からの転換?

REDMAGICはこれまで、常にQualcommの最上位チップセットを搭載してきました。たとえば現行の「REDMAGIC 10 Pro」や「REDMAGIC Astraタブレット」にはSnapdragon 8 Eliteが採用されています。本来であれば次世代モデルには「Snapdragon 8 Elite 2」が選ばれるはずでした。

しかし、今回リークされたベンチマークスコアによれば、REDMAGIC 11 Proはその性能がSnapdragon 8 Eliteを下回っており、別のチップを搭載している可能性が浮上しています。

Snapdragon 8 Elite 2ではない?

リーカーのAbhishek Yadav氏は「Snapdragon 8 Elite 2」であると主張していますが、その割にはスコアが低すぎるという声も少なくありません。
Geekbench 6に記録されたスコアは以下の通りです。

  • シングルコア:3,209
  • マルチコア:10,742
  • OpenCL:22,691

さらに、動作クロックも注目ポイントです。Snapdragon 8 Elite 2は最大4.74GHzで動作すると噂されていますが、今回のデータでは4.19GHzに留まっています。これが本当にElite 2であるならば説明がつきません。

有力視される「Snapdragon 8 Gen 5」搭載説

こうした状況を踏まえ、Wccftechなど一部メディアは「Snapdragon 8 Gen 5」が採用されているのではないかと指摘しています。8 Gen 5は2026年登場予定のハイエンド向けSoCで、フラッグシップ級の性能に迫りつつも、コストを抑えられることが特徴とされています。

もしこれが事実なら、REDMAGIC 11 Proは“最高性能”一辺倒ではなく、パフォーマンスと価格のバランスを意識した新しい方向性に舵を切ることになります。

9月のSnapdragon Summitに注目

今回のリークだけでは、どのチップセットを採用するのかを断定することはできません。ただし、例年通りであれば9月のQualcomm Snapdragon Summitで詳細が明かされる可能性が高く、REDMAGICファンにとっては見逃せないイベントとなりそうです。

REDMAGIC 11 Proが本当に“フラッグシップSoC離れ”を果たすのか、それとも単なるベンチマークの初期データにすぎないのか──正式発表まで期待が高まります。

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