
Qualcommが9月に発表予定の次世代フラッグシップチップ「Snapdragon 8 Elite 2」。その搭載端末として注目されるNubiaの新型ゲーミングスマートフォン「Red Magic 11 Pro」が、ベンチマークサイトGeekbenchに姿を現しました。
Snapdragon 8 Elite 2の構成と性能
Geekbenchに登録された端末は型番「NX809J」で、Red Magic 11 Proとみられています。搭載チップはSnapdragon 8 Elite 2で、2基の高性能コアが最大4.19GHz、残る6基が3.63GHzで動作。GPUはAdreno 840を採用しています。

ベンチマーク結果は、シングルコアが3,309点、マルチコアが10,742点と記録されており、最新世代らしい高い処理性能を示しました。また、メモリは16GB、OSはAndroid 16を搭載していることも確認されています。

Galaxy向け「特別版」との比較
一方で、サムスンの次期フラッグシップ「Galaxy S26 Ultra」には、クロックアップ版の「Snapdragon 8 Elite 2 for Galaxy」が搭載されると噂されています。この特別版は最大4.74GHzで動作し、Geekbenchではシングル3,393点、マルチ11,515点と、さらに高いスコアを記録しています。
Red Magic 11 Proの注目ポイント
Red Magicシリーズといえば冷却機構に優れたゲーミングスマートフォンとして知られていますが、11 Proでは新たにIP68等級の防水・防塵性能を備えつつ、内蔵ファンによる冷却を実現する可能性があるとリークされています。これが実現すれば、ゲーミングスマホとしては初の試みとなります。
その他の詳細仕様はまだ明らかになっていませんが、発表は今年10月と見られており、正式なスペックの公開に期待が高まっています。
Snapdragon 8 Elite 2を採用するRed Magic 11 Proは、ハイエンドゲーミングスマホ市場における有力候補となりそうです。最新チップのパフォーマンスと新しい耐久性の組み合わせが、ユーザーにどのような体験をもたらすのか、注目が集まります。