
サムスンが開発を進めている次期ワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds 4」シリーズで、リアルタイム翻訳機能が大幅に強化される可能性が出てきました。コード内で確認された新しい記述から、通訳モードの呼び出しがよりスムーズになる仕組みが導入されると見られています。
イヤホン側だけで通訳モードを呼び出せる可能性
これまでGalaxy Budsシリーズでは、リアルタイム翻訳を使うためにスマートフォン側で「通訳モード(Interpreter Mode)」を起動しておく必要がありました。起動後は、本体のステム部分を“つまんで長押し”するジェスチャーで翻訳の開始・停止ができますが、まずスマホ操作が必須だった点がネックでもあります。

ところが、One UI 8.5のコード内で発見されたテキストによると、Galaxy Buds 4およびBuds 4 Proでは、このジェスチャーだけで通訳モードを直接起動できる可能性が高いとのことです。スマホを取り出す必要がなくなることで、実際の会話の流れにより自然に割り込ませられるようになりそうです。
なお、この機能が既存のGalaxy Buds 3シリーズにもソフトウェア更新で提供されるかどうかは、現時点では不明です。
昨年刷新されたデザインは継続、内部の進化に重点?
Buds 3シリーズでAirPodsに近いステム型デザインへと大きく舵を切ったサムスンですが、次世代モデルでは“見た目の劇的な変化”は控えめになるとみられています。その代わり、音質関連や使い勝手の向上に重点を置く可能性が高く、今回の通訳モード強化もその一環と言えそうです。
Buds 4 Proには“探す”機能も追加か
さらに上位モデルとなるGalaxy Buds 4 Proでは、ケース側のボタン操作でスマートフォンを探せる「Find Your Phone」機能の導入が検討されている模様です。イヤホン本体の側面には大きめの金属グリルが配置されるとの情報もありますが、こちらはデザイン面の変化にとどまる可能性があります。
今回浮上している情報では、ハードウェア仕様の詳細までは明らかになっていませんが、Galaxy Buds 4シリーズは来年のGalaxy S26シリーズと同時期に披露される可能性が高そうです。
One UI 8.5はS26シリーズで正式版提供へ
なお、Buds 4での新機能とも関連するOne UI 8.5は、Galaxy S26シリーズで来年初めに安定版が提供される見込みです。β版は12月8日にも開始されるとされています。
今後さらに具体的な情報が出てくる可能性もあり、リアルタイム翻訳の使い勝手がどこまで進化するのか注目されます。
