iPhone史上異例?「iPhone Air」が発売後わずか10週間で急落、リセール価値が過去最速ペースに

iPhoneシリーズといえば、Androidスマホに比べて中古市場での価格下落が緩やかで、リセールバリューの高さが大きな強みとされてきました。しかし、その「常識」がいま、大きく揺らいでいます。
最新の調査によると、「iPhone Air」が発売からわずか10週間で、シリーズ史上まれに見るスピードで価値を失っていることが分かりました。

想定外の値崩れ、最大で約48%下落

中古買取データを集計するSellCellが、米国内40以上の買取業者の価格を基にiPhone 17シリーズの減価率を分析しました。その結果、特にiPhone Airの下落幅が突出しています。

256GBモデル($999):40.3%下落
512GBモデル($1,199):45%下落
1TBモデル($1,399):47.7%下落(現在の平均買取額は$668)

わずか10週間でこれほど下がるのは、iPhoneとしては極めて異例です。同期間の比較では、昨年のiPhone 16 Plus(128GB)が41.6%、iPhone 16(128GB)が44.2%下落しており、これに近い数字ではあるものの、Airは上位モデルであるにもかかわらず下落幅がさらに大きくなっています。

一方でiPhone 17シリーズの他モデルは堅調

興味深いのは、同じシリーズでも標準モデルやPro系はむしろ健闘している点です。今回の調査では、iPhone 17シリーズ全体の平均減価率は34.6%で、過去モデルを上回るペースで価値を維持しています。

特に以下のモデルは良好です。
iPhone 17 Pro Max(256GB):26.1%下落
iPhone 17 Pro(256GB):32%下落
iPhone 17(256GB):33%下落

Airとは対照的に、Pro系は歴代モデルの中でもトップクラスの安定したリセール価値を記録しています。

“Airだけ急落”の背景とは

今回の値動きを見る限り、iPhone Airは市場での需要が想定より伸びていない可能性が高いと言えます。「軽量で手頃な上位モデル」というコンセプトがユーザーに十分刺さらなかったのか、あるいはPro・無印との住み分けが分かりにくかったのか。
いずれにせよ、リセール価値が高いことで知られるiPhoneにおいて、Airの急落はかなり異例の現象です。

今後の中古相場はどう動く?

発売直後の相場は不安定になりやすいものの、ここまで急激な下落を見せると、この先も価格が戻りにくい可能性があります。一方で17 Pro Maxなど人気モデルは高値安定が見込まれ、来年以降の中古市場でも“二極化”が進むかもしれません。

今回のデータを見る限り、iPhone Airはシリーズの中で唯一、明確に“苦戦”が数字に表れたモデルと言えそうです。

ソース

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