サムスンの次期フォルダブルスマートフォン「Galaxy Z Fold 7」の実機とされる画像がオンライン上に出回り、これまで噂されてきたデザインがほぼ確定的となりました。今回流出したのはブルーモデルで、従来のレンダリングとは異なり、実際に撮影された写真から細部が確認できます。

折りたたみスマホとしては異例の薄さ

公開された3枚の画像の中でも特に注目すべきは、端末の薄さが際立つアングルです。従来モデル「Galaxy Z Fold 6」と比べて明らかにスリム化されており、持ち運びやすさや携帯性に大きく貢献することが予想されます。重量も軽量化されているとされ、シリーズ史上最も洗練されたモデルになる可能性があります。
カメラ構成とディスプレイの変化にも注目
本体背面には縦に並んだ3眼カメラが搭載されており、やや出っ張った「カメラアイランド」上に配置されています。従来のZ Foldシリーズと同様の位置取りですが、今回も性能面での進化が期待されます。

また、ディスプレイカメラに関しても興味深い変化があります。Z Fold 6ではメインディスプレイに「アンダーディスプレイカメラ(UDC)」が採用されていましたが、Z Fold 7ではこれを廃止し、通常のパンチホール型のカメラに戻す模様です。今回の画像では画面に保護フィルムが貼られているためカメラ穴は確認できませんが、両ディスプレイにパンチホールが設けられると報じられています。
防塵・防水性能はIP48に対応
さらに、Z Fold 7はIP48相当の防塵・防水性能を備えることも明らかになりました。これにより日常使用における水やホコリへの耐性が向上しますが、特に防塵性能に関しては、同時期に登場予定のGoogle Pixel 10 Pro Foldには及ばないとみられています。
発表は7月9日、ニューヨークで開催予定
Samsungは、Galaxy Z Fold 7を7月9日にニューヨークで正式発表する予定です。今回のイベントでは「Galaxy Z Flip 7」や最新の「Galaxy Watch 8」シリーズも同時に披露されると見られ、フォルダブルスマホ市場におけるサムスンの存在感を改めてアピールする機会となりそうです。
Z Foldシリーズとしての完成度をさらに高めたZ Fold 7。実機画像の流出をきっかけに、発表への期待感が一段と高まっています。今後の続報にも注目です。