Pixel 6aのバッテリー問題にGoogleが対応 対象ユーザーに最大150ドル分の補償を提供

Googleは、Pixel 6aの一部端末に発生しているバッテリーの劣化問題に対し、補償内容を正式に発表しました。7月8日から配信予定のソフトウェアアップデートとともに、対象ユーザーには3つの選択肢が用意される予定です。

強制アップデートでバッテリー機能制限へ

ここ数か月、Pixel 6aユーザーの間で「バッテリーの持ちが急激に悪化した」「充電中に異常な発熱がある」といった報告が相次いでいました。Googleはこの問題を認識しており、今後のアップデートで一部の端末に対して「予防的措置」としてバッテリー容量および充電性能を意図的に制限する処置を講じるとしています。

これは過去にPixel 4aにも適用された方針と同様で、対象端末では1日の使用に支障をきたす可能性があるほどバッテリー性能が低下すると見られています。

バッテリー交換または補償金の受け取りが可能

今回Googleは、問題に対応するための選択肢として以下の3つを用意しています。

  • バッテリー交換
    最も一般的な選択肢となるのが、Google正規サービスによるバッテリーの無償交換です。交換後は、Pixel 6aのサポート終了時期(2027年7月頃)まで通常通り使用を継続できます。
  • 現金補償(100ドル)
    「Payoneer」を通じて100ドルを現金で受け取ることも可能です。Pixel 6aの使用を継続せず、新機種への買い替えを検討しているユーザーにとっては現金の方が柔軟な選択肢となるでしょう。
  • Googleストアクレジット(150ドル分)
    Pixelシリーズの新機種への買い替えを想定している場合、Googleストアで利用できる150ドル分のクレジットが受け取れます。ただし、このクレジットは他のプロモーションコードと併用できず、例えば一部のユーザーに配布されているPixel 9a向けの125ドル割引クーポンとは併用不可となっています。

申請にはIMEI番号が必要

補償の申請は、Googleが専用に設置したウェブフォームから行えます。申請にはPixel 6aのIMEI番号が必要で、それに基づき該当端末かどうかが確認されます。

購入時の領収書や証明書は不要ですが、Googleアカウントの一致も確認されます。もし家族など別の人の端末を代理で申請する場合は、追加情報の提供を求められる可能性があるとのことです。

ユーザーには早めの確認を推奨

アップデートによる性能制限を受ける前に、補償の内容と自身の端末が対象かどうかを確認しておくことが重要です。特にバッテリーの劣化が進んでいるユーザーにとっては、バッテリー交換や買い替え支援は大きな選択肢となるはずです。

Googleとしては、問題の早期収束を図ると同時に、Pixelユーザーの信頼回復にもつなげたい意向と見られます。今後の対応状況にも引き続き注目です。

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