
発売当初から注目を集めていたソニーの最新フラッグシップスマートフォン「Xperia 1 VII」ですが、ここにきて再び不具合が大きな話題となっています。特に台湾では、2025年6月以降、突然端末が再起動を繰り返して使えなくなる、いわゆる「再起動ループ(ブートループ)」の報告が急増しているとのことです。
再起動を繰り返し、最終的に起動不能に
台湾のXperiaユーザーによれば、充電中や使用中に端末が突然フリーズし、そのまま無限に再起動を繰り返す症状が確認されており、電源を入れ直しても改善されないケースが大多数を占めています。筆者に寄せられた情報によると、この現象を経験したユーザーの多くは、ソニーの正規修理窓口で「基板交換」の対応を受けたとされています。
Facebook上で70名以上が同様の症状を報告
台湾のXperiaコミュニティでは、Facebook上でこの問題に関するスレッドが立ち上がっており、70名以上のユーザーが再起動ループに遭遇したと報告しています。実際に現地で行われたアンケート調査によれば、61件の回答のうち、およそ74%にあたる45名が「無限再起動(起動不能)」を経験したと回答しています。

画像はFacebookコミュニティ内でのアンケート途中結果
加えて、9.8%が「一部の機能が使用できないなどのソフトウェア的な不具合」、8.2%が「端末が再起動するが起動自体は可能」と回答しており、その他にも少数ながら「突然シャットダウンする」「充電ができない」「航空機モードが勝手にオンになる」といった報告も見られます。
日本でも発生する可能性に注意
現在のところ、この問題に関するソニーの正式な見解や原因の特定は発表されていません。しかし、これだけの数の報告が短期間に集中していることから、一部ロットにおけるハードウェア的な不具合が疑われており、今後は日本国内でも同様の事象が発生する可能性があります。
また、人口が1/5程度の台湾で70件もの報告が上がっている、ということは、単純計算で日本での発症例はさらに多いという事に。
少し前にXperia 1 VIIの「文鎮化」問題についてもお伝えしましたが、これとの関連性も疑われています。
ここまで発生報告が増えてしまった以上、ソニーは何らかの公式見解・対応を発表するべきだと思います。
もし同じような症状が見られた場合には、早めに公式サポート窓口へ相談することをおすすめします。