
Googleが今秋に発表予定とみられる Pixel 10 Pro XL のベンチマークスコアが、X(旧Twitter)上でリークされました。著名リーカーの Sudhanshu Ambhore 氏が共有した情報によると、新搭載の Tensor G5 チップは前世代から大きな進化を遂げているようです。
Tensor G5、前世代比15%の性能アップ
画像によれば、Pixel 10 Pro XLは AnTuTu V10.5.2 において 1140286点 を記録。前モデルPixel 9 Pro XL(Tensor G4搭載)の 983628点 と比較すると、約 15%の性能向上 が確認されました。
特にCPU性能が大きく改善しており、Tensor G4の 181033点 からTensor G5では 313500点 にまで伸びています。GPUスコアはやや控えめですが、メモリ性能(246571点)も含め、総合的なパフォーマンス強化が図られていることが分かります。
Snapdragon 7+ Gen 2と同水準に到達
Ambhore氏は「Tensor G5はようやく Snapdragon 7+ Gen 2 に並ぶ水準に到達した」とコメント。これまでPixelシリーズは他社フラッグシップ機に比べて性能面で遅れを取ってきましたが、Tensor G5ではようやく一定の競争力を持つ可能性が出てきました。
発熱と効率性がカギに
ただし、ベンチマークはあくまで指標のひとつにすぎません。実際の使用環境では発熱や消費電力の最適化が重要となります。表示されている温度推移からは、最大でも40℃前後に収まっており、冷却効率も改善されている可能性があります。
Pixel 10シリーズは今秋の正式発表が見込まれており、AI機能の強化やカメラ性能の進化とあわせて注目を集めそうです。今回のスコアが実機の体験にどこまで直結するか、正式発表が待たれます。