Galaxy S25 FEのベンチマークが発見──手頃な価格で優れたGPU・AI性能を発揮か

Samsungが今年秋に投入予定の新型スマートフォン「Galaxy S25 FE」が、ミドルレンジ市場で注目を集めそうです。最新のベンチマークスコアがリークされ、その価格帯としては非常に優れたGPU性能とAI処理能力を備えていることが明らかになりました。

Exynos 2400とXclipse 940 GPUを搭載

今回のベンチマークは、情報筋である@yabhishekhd氏がX(旧Twitter)上で公開したもので、Galaxy S25 FEがSamsung製のExynos 2400チップセットとXclipse 940 GPUを採用していることが確認されています。

OpenCLテストでは13,776点を記録しており、マルチタスク時のアニメーション処理やゲームプレイにおいても十分なグラフィックス性能が期待できそうです。また、AI関連のベンチマークでは**2,124(単精度)/2,039(半精度)/3,009(量子化)**というスコアをマーク。Galaxy AIのリアルタイム翻訳や画像編集などの機能をしっかり支えるパフォーマンスが備わっているようです。

これらのスコアは、Exynos 2400eを搭載した前モデル「Galaxy S24 FE」とほぼ同水準にあると見られています。

ミドルレンジでも抜かりない仕様構成

Galaxy S25 FEは、Android 16One UI 8をプリインストールし、8GB RAMを標準搭載する見込みです。12GBモデルを望む声も一部ありますが、現時点ではその可能性は不明です。なお、以前噂されていたMediaTek Dimensity 9400搭載モデルの存在は否定されており、全世界共通でExynos 2400搭載になると報じられています。

カメラ構成はフロントに12MPカメラ、背面には50MPメイン+12MP超広角+8MP望遠のトリプル構成が採用される見込みです。ディスプレイは6.7インチのFHD+ AMOLEDで、120Hzリフレッシュレート最大2,600ニトのピーク輝度を実現。バッテリーは4,700mAhで、45Wの急速充電にも対応します。

価格帯と発売時期にも注目

Galaxy S25 FEは、600〜650ドル(約9〜10万円前後)の価格帯で登場する可能性が高く、このスペック構成であれば非常に高いコストパフォーマンスを実現することになりそうです。内部テストも順調に進んでいるとされており、正式発表は2025年10月が有力です。

価格重視ながら、AIやグラフィック性能に妥協しないS25 FE。正式発表が近づくにつれ、さらなる詳細情報が明らかになっていくことに期待したいところです。