モバイル性能の指標として広く知られるAnTuTuベンチマークが、2025年6月におけるAndroidスマートフォンおよびタブレットの最新ランキングを発表しました。今月もハイエンド機からコスパ重視のサブフラッグシップ、そしてタブレットまで、注目モデルが多数ランクインしています。
ハイエンドスマートフォン部門:RedMagic 10s Pro+が2カ月連続でトップに

6月のフラッグシップ部門では、前月に続き「RedMagic 10s Pro+」が首位をキープ。Snapdragon 8 Elite Leading Versionを搭載し、24GB RAMと1TBストレージの超ハイスペック構成で、スコアは290万7137点に達しました。
2位には「Vivo X200 Ultra」(Snapdragon 8 Elite/16GB RAM/1TBストレージ)が288万5215点で続き、3位は衛星通信に対応した「OPPO Find X8 Ultra Satellite Communication Edition」(同構成)が288万3092点を記録しています。
そのほかの上位モデルは以下の通りです:
- 4位:Vivo X200s(287万4982点)
- 5位:iQOO Neo 10 Pro+(286万8057点)
- 6位:Honor GT Pro(284万2016点)
- 7位:OnePlus Ace 5 Pro(272万6504点)
- 8位:OnePlus 13(271万3111点)
- 9位:iQOO 13(270万1069点)
- 10位:Redmi K80 Extreme Edition(266万2420点)
サブフラッグシップ部門:iQOO Z10 Turboが堂々の首位

ミドル〜ハイレンジの中間帯、いわゆる“サブフラッグシップ”に分類されるモデルでも、強力なSoCを搭載した機種が上位を占めました。首位はiQOO Z10 Turboで、Dimensity 8400 Full Blooded Editionと16GB RAM/512GBストレージを搭載し、176万7568点をマーク。
2位はRedmi Turbo 4(Dimensity 8400 Ultra/12GB+256GB)で167万6970点、3位にはOPPO Reno 14 Pro(Dimensity 8450/16GB+512GB)が157万7098点で続いています。
以下は4位〜10位の結果です:
- OnePlus Ace 3V(140万1716点)
- OPPO Reno 14(133万8733点)
- Redmi K70E(129万8468点)
- Honor 400(114万5999点)
- Redmi Note 12 Turbo(113万7607点)
- Vivo S30(100万2521点)
- iQOO Z8(96万3511点)
Androidタブレット部門:OPPOとOnePlusが圧倒的強さを見せる

タブレット部門では、OPPO Pad 4 Pro(Snapdragon 8 Elite/16GB+512GB)が284万3258点でトップを獲得。続いてOnePlus Pad 2 Pro(同構成)が283万7435点で2位にランクインしました。
3位はRedmi K Pad(Dimensity 9400+/16GB+512GB)で278万6850点と、僅差で上位に食い込んでいます。
以下、タブレット部門の4位〜10位の結果は次の通りです:
- RedMagic Gaming Tablet 3 Pro(275万3449点)
- Savior Tablet Y700 第4世代(273万7447点)
- Vivo Pad 5 Pro(263万341点)
- iQOO Pad 5 Pro(263万2399点)
- Xiaomi Pad 7 Ultra(252万3750点)
- Xiaomi Tablet 7s Pro 12.5(240万8465点)
- RedMagic Gaming Tablet Pro(208万4504点)
高性能化が止まらないAndroid市場
今回のランキングからも分かるように、Android端末はSoCの進化とともに、ベンチマークスコアも右肩上がりのトレンドが続いています。Snapdragon 8 EliteやDimensity 9400+といった最新チップを中心に、パフォーマンスの底上げが急速に進んでいる印象です。
ゲームや動画編集など高負荷な用途でも快適な体験が得られる機種が増える中、ユーザーにとっては選択肢の幅がますます広がっている状況です。今後の動向にも注目が集まりそうです。