Pixel 10、AIで“できること”が進化 ─ Super Res ZoomやAdd Meを先行公開

スマートフォンにおけるキーワードとして、いま最も注目されているのが「AI」です。各社が独自のアプローチでAIを活用しようとしていますが、その中でもGoogleは先行して存在感を示しています。来週の「Made by Google」イベントで発表が予定されているPixel 10シリーズに向け、GoogleはAI機能の一部を先行してティーザー動画で紹介しました。

PixelならではのAI体験

動画は「あなたのスマホに、ほかのスマホにはできないことができたら?」という問いかけから始まります。
その一例として紹介されたのが「Super Res Zoom」。遠くの被写体をズームしても細部まで鮮明に描写できる計算写真技術で、ステージ上のパフォーマーを離れた席から撮影するシーンなどで威力を発揮します。

さらに「Add Me」というユニークな機能も登場しました。グループ写真を撮影するとき、自分がシャッターを押していて写れない──そんな場面で活用できる機能です。別途撮影した自分の写真をAIが自然に合成し、最初から一緒に写っていたかのように仕上げてくれます。

先行するGoogleと出遅れたApple

AIアシスタント分野では、Appleが昨年発表した「Apple Intelligence」に対して、実用化の遅れが批判されました。一方Googleは、従来のGoogle アシスタントをGeminiに置き換え、すでに多くのPixelユーザーが体験可能な環境を整えています。今回のPixel 10でも、Geminiを中心にしたAI活用がさらに進化する見込みです。

Pixel 10発表イベントは8月20日

Pixel 10シリーズの詳細は、8月20日に開催される「Made by Google」で明らかになります。スマートフォンだけでなく、新型の「Pixel Watch 4」や手頃な価格帯の「Pixel Buds 2a」も登場すると予想されており、AIを軸にしたGoogleのエコシステム戦略が一段と鮮明になりそうです。

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