
Xiaomiは、Googleが6月に正式リリースしたAndroid 16にいち早く対応し、独自カスタムUI「HyperOS 2.3」とともにアップデートの提供を開始しました。Google以外のブランドとしては最速での展開となり、一部のXiaomi端末ではすでに安定版の配信が始まっています。
今回は、XiaomiのAndroid 16対応状況と新機能について、現時点で分かっている情報をお伝えします。
アップデートはXiaomi 15シリーズから順次開始
最初にAndroid 16を受け取ったのは「Xiaomi 15」で、グローバル市場向けに安定版が7月初旬から配信されています。その後、「Xiaomi 14T Pro」などにも展開が進んでいます。
今のところ公式なアップデートスケジュール(ロードマップ)は発表されていませんが、例年通りハイエンドモデルから先に配信され、続いてミッドレンジやエントリーモデルへと広がっていくと見られます。
Android 16へのアップデート対象が予想される端末一覧
Xiaomiは正式な対応機種をまだ発表していませんが、これまでのアップデートポリシーや発売時期をもとに、Android 16の対象と見られる端末を以下にまとめました。
Xiaomiシリーズ
- Xiaomi 15 / 15 Pro / 15 Ultra / 15S Pro
- Xiaomi 14 / 14 Pro / 14 Ultra / 14T / 14T Pro / 14 Civi
- Xiaomi 13 / 13 Pro / 13 Ultra / 13T / 13T Pro
- Xiaomi Civi 3 / Civi 4 Pro / Civi 5 Pro
- Xiaomi Pad 6 Pro / Pad 6 Max 14 / Pad 6S Pro 12.4
- Xiaomi Pad 7 / 7 Pro / 7 Ultra / 7S Pro 12.5
Redmiシリーズ
- Redmi Note 13〜14シリーズ(LTE / 5G 含む)
- Redmi K60〜K80シリーズ各種
- Redmi 13〜14シリーズ(無印・R・C 含む)
- Redmi A3 Pro / A4 5G
- Redmi Pad 2 / Pad SE 8.7 / Pad Pro(Wi-Fi / 5G)
POCOシリーズ
- POCO F6 / F6 Pro / F7 / F7 Pro / F7 Ultra
- POCO X6 / X6 Pro / X7 / X7 Pro
- POCO M6(LTE / 5G)/ M6 Pro / M6 Plus / M7 / M7 Pro
- POCO C71 / C75
この一覧はあくまで予想に基づくものであり、最終的な対象機種は今後の正式発表を待つ必要があります。今後公式情報が公開され次第、内容を更新いたします。
Android 16とHyperOS 2.3による新機能と改善点
Android 16は見た目に大きな変化こそないものの、内部的な改善が多数含まれています。特にHyperOS 2.3との組み合わせによって、Xiaomi端末の操作性や安定性がさらに向上しています。
主な変更点は以下の通りです:
- アニメーションと画面遷移のスムーズさが向上
- 新しいアプリとの互換性の強化
- 最新のセキュリティパッチの統合
- メモリ管理の最適化による動作安定性の向上
- プライバシー設定の強化と「プライバシーサンドボックス」の導入
特にプライバシーサンドボックスは、ユーザーの個人情報保護を保ちながら、広告エコシステムとのバランスを取ることを目的としたGoogleの新しい試みで、今回のアップデートでもしっかり対応しています。
Xiaomi端末をお使いの方は、設定アプリ内「システムアップデート」からアップデートの確認を行ってみてください。なお、対象外の端末やキャリアモデルの場合、配信が遅れることもあるためご注意ください。
今後もXiaomiのAndroid 16関連情報は随時更新される予定です。最新情報をいち早く知りたい方は、テック系ニュースサイトのチェックやXiaomi公式の発表にも注目しておくことをおすすめします。