
Xiaomiは、ドイツの老舗カメラブランドLeicaと共同で展開するフラッグシップスマートフォン「Xiaomi 15 Ultra」の限定モデルとして、「Leica誕生100周年記念エディション」を発表しました。Leica初の量産型35mmカメラ「Leica I」の登場から100年という節目を記念した特別仕様で、デザインや付属品に至るまで、クラシックなLeicaへのオマージュが詰め込まれています。
「経年変化」を楽しめる特別な外装デザイン

この100周年記念モデル最大の特徴は、特別な質感を持つボディデザインにあります。端末の背面はシルバーカラーで統一され、フレームやカメラモジュールには上品なゴールドのアクセントが施されています。さらに、フレームには「100 Years of Leica 1925–2025」という記念刻印入り。

また、Xiaomiによると、このグレー調の塗装は時間と共に少しずつ剥がれていき、下地の金属が現れてくる仕様とのこと。これは、往年のLeicaカメラに見られる“使い込むほど味が出る”エイジングをスマートフォンで再現したもので、所有する喜びを感じられる一本となっています。

豪華な付属品とLeica公式ロゴ入り
パッケージには、特別仕様のスマートフォン本体に加え、「Xiaomi × Leica 人文写真シリーズ」と題した限定フォトブック、そして90W対応のUSB-C急速充電器が同梱。背面にはXiaomiのロゴに加えて、この記念モデル専用にデザインされた「Leica 100」の公式ロゴも配置されています。

この記念モデルはグローバル展開予定とされていますが、販売価格や取り扱い国については現時点では明らかにされていません。
フラッグシップにふさわしいカメラ性能も健在
基本性能においても、通常版Xiaomi 15 Ultraと同様の超ハイスペックが維持されています。Leica監修のクアッドカメラを搭載し、主役となるのは1インチセンサーを採用した5,000万画素・f/1.6の広角カメラ。これに加え、同じく5,000万画素の超広角(f/2.2)・望遠(f/1.8)レンズ、さらに2億画素・1/1.4インチセンサー搭載のペリスコープ型望遠カメラ(4.3倍光学ズーム)という豪華な構成です。
これらのカメラ性能は、Leica独自のフィルターや色調整アルゴリズムとも連動し、写真表現にこだわるユーザーに向けたスマートフォン体験を提供します。
所有する価値を感じさせる、真のコラボレーションモデル
スマートフォンとしての完成度はもちろん、カメラメーカーとしての歴史を重ねてきたLeicaとのパートナーシップを最大限に生かした記念モデルに仕上がった今回のXiaomi 15 Ultra。使い込むほどに風合いが変化するというコンセプトは、日々スマートフォンを使い込むユーザーにとって、まさに“育てるガジェット”とも言えるでしょう。
XiaomiとLeicaの100年の歴史を祝うこの特別モデルは、所有することそのものが体験となる、稀有なスマートフォンになりそうです。正式な発売情報の公開が待たれます。