
パフォーマンスは控えめチューニング、Android 15搭載で登場へ
中国・Xiaomi(シャオミ)が5月22日に予定している「創立15周年記念戦略新製品発表会」を前に、同社の新型タブレット「Xiaomi Pad 7 Ultra」がベンチマークサイトGeekbenchに登場し、主要スペックの一部が明らかになりました。
このモデルは、今回の発表会で披露される複数の新製品のひとつと見られており、注目度が一気に高まっています。
Geekbenchスコアと判明したスペック

Geekbenchのデータベースによると、Xiaomi Pad 7 Ultra(モデル番号:25032RP42C)は、シングルコアで2191ポイント、マルチコアで8741ポイントを記録しています。
また、OSはAndroid 15を採用し、プロセッサには新型の「XRING O1」チップを搭載。さらに、16GBの大容量RAMと「ARM Mali-G925 Immortalis」GPUを備えていることも判明しました。パフォーマンスだけでなく、次世代タブレットとしての完成度にも期待がかかります。
同チップでも仕様に違い ― 「Xiaomi 15S Pro」との比較
Xiaomi Pad 7 Ultraに搭載されているXRING O1は、今後Xiaomiが投入予定の新型スマートフォン「Xiaomi 15S Pro」と同じチップシリーズですが、どうやら両者には性能面で差があるようです。
両モデルともに基本構成は同じ(2+2+4+2コア構成、同一GPU)ながら、Pad 7 Ultraでは高性能コアがやや控えめなクロック設定になっています。
- Xiaomi 15S Pro:3.40GHz×4コア、3.90GHz×2コア
- Xiaomi Pad 7 Ultra:3.04GHz×4コア、3.70GHz×2コア
このことから、Pad 7 Ultraはバッテリー効率や発熱管理を優先した“タブレット向けチューニング”が施されていると考えられます。
タブレットだけじゃない、SUVも登場?
今回の発表会ではXiaomi Pad 7 UltraやXiaomi 15S Proだけでなく、同社の電気自動車ラインから新型SUV「YU7」も正式発表される予定です。スマートフォン、タブレット、そして自動車という異なるジャンルの新製品が一挙に登場するXiaomiの戦略発表会には、業界からの注目が集まっています。
迫る発表会、今後の詳細公開に期待
スペックやパフォーマンスの一部が見えてきたXiaomi Pad 7 Ultraですが、22日の発表会ではさらに詳細な情報が明かされる見込みです。フラッグシップ級の仕様を備えながらも、あえて性能を最適化することで独自のバランスを追求したこのタブレットが、どのような価格帯・ポジションで登場するのか注目されます。