Pixel 6aでバッテリー発火の報告が再び──Pixel Aシリーズに深刻な信頼問題

Googleのミッドレンジスマートフォン「Pixel Aシリーズ」に、またしてもバッテリーに関するトラブルが浮上しています。今度はPixel 6aが充電中に発火したという報告が複数上がっており、ユーザーの間で不安が広がっています。


夜間充電中に発火、複数ユーザーが被害報告

今回明らかになったのは、Pixel 6aが夜間の充電中に突然発火したという事例。Redditユーザーのzaliver氏は、「何の前触れもなく、夜中にスマホが燃え出した」と投稿し、焦げたPixel 6aの写真を公開しました。この時、端末はケースに入れたまま、1年以上使い続けてきた非純正の充電器を使用していたとのことです。

実はこのような報告は初めてではありません。2024年12月にも、別のRedditユーザーが同様の発火事故を報告。さらに、先月にはGoogleの公式サポートフォーラムでもPixel 6aの発火被害が投稿されており、ここでも「机の上に置いてあったスマホが突然発火した」とのこと。どちらのケースでも、放熱性が低い頑丈なケースを装着していた点が共通しています。


Pixel Aシリーズに続くバッテリートラブルの歴史

Pixel 6aに限らず、GoogleのAシリーズは以前からバッテリー関連の不具合が後を絶ちません。Pixel 4aでは、アップデート後に端末が文鎮化する“バッテリー死亡アップデート”が話題に。Pixel 7aではバッテリー膨張問題が多数報告され、Googleは一部ユーザー向けに無償バッテリー交換を開始しています。

最新モデルのPixel 9aに関しても、発売前に「部品の品質に関する問題」で一時出荷が延期されたほか、バッテリーの持ちと安全性を優先するために、あえて最大容量と充電速度を制限するアップデートが初期状態で組み込まれています。また、分解動画によると、Pixel 9aではバッテリーの取り外しを極めて困難にする大量の接着剤が使われており、メンテナンス性にも疑問が残る設計となっています。


非純正アクセサリに潜むリスク

今回のような発火事故の背景には、非純正の充電器やケーブルを長期間使い続けることのリスクも指摘されています。安価なサードパーティ製品の中には、電圧管理や過熱防止といった保護機能が不十分なものも多く、最悪の場合、バッテリーが膨張・破裂・発火する可能性があります。

ただし、それでも端末側に適切な安全機構があれば、こうした事故は防げるはずです。したがって、Google側にも端末設計や品質管理体制に対する厳しい目が向けられています。


Google Pixel Aシリーズは、コストパフォーマンスの高さから多くの支持を集めてきましたが、バッテリー関連のトラブルが続けば、その信頼性に大きな傷がつく可能性があります。ユーザーとしては、まずは純正または信頼性の高いアクセサリを使うことが安全確保の第一歩となります。

今後Googleがどのような対応を取るのか、引き続き注視が必要です。

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