Pixelスマホにバッテリー異常?──5月のアップデート後に急激な電池消耗との報告相次ぐ

Googleが配信した2025年5月のセキュリティアップデート後、一部のPixelスマートフォンでバッテリー消耗が急激に悪化したという報告がSNSや掲示板に相次いでいます。ただし、すべてのユーザーに影響が出ているわけではなく、「逆に電池持ちが良くなった」という声もあり、状況はやや混乱しています。


わずか3時間半でバッテリー切れ? ユーザーの悲鳴

海外掲示板「Reddit」のPixel Phoneコミュニティには、アップデート後の異常な電池消耗に関する投稿が続々と寄せられています。あるユーザーはPixel端末のバッテリーが3時間ほどで完全に切れたとし、その原因がWi-Fi接続による異常な電力消費にある可能性を示唆しています。

他にも、Pixel 8 Proで3時間半しかもたない、Pixel 7でも「大幅に電池持ちが悪化した」との報告があり、旧モデルだけでなくPixel 9aやPixel 9 Pro Foldといった比較的新しい機種でも同様の問題が確認されています。


改善されたという声も、一部ユーザーには恩恵?

一方で、「アップデート後に電池持ちが改善された」という報告も一定数存在しています。このため、問題の原因がソフトウェア側の不具合なのか、個体差や設定との相互作用によるものなのか、現時点では明らかになっていません。


3月にも不具合、繰り返されるパターン?

今回のバッテリートラブルが注目を集めているのは、今年3月のアップデートでも同様に不具合が発生していたからです。当時は、明るさの自動調整がおかしくなる、音声やバイブレーション機能に問題が起きるなど、複数の症状が報告され、4月のアップデートでようやく修正されました。


5月パッチには電池関連の修正記載なし

なお、今回のアップデート(2025年5月の月例パッチ)は、重大なAndroidのゼロデイ脆弱性への対処を目的として配信されたもので、バッテリーに関する修正や最適化については公式の変更ログに記載されていません。その他、Bluetoothやマイク録音品質、フレームワーク関連の修正が含まれています。


Googleはまだこの問題に対する公式な声明を出していませんが、該当ユーザーが増加すれば、早期に追加のアップデートが配信される可能性もありそうです。今後の動向に注目が集まります。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
Pixel
スポンサーリンク
Sumahodigestをフォローする
スポンサーリンク