
次期フラッグシップモデルとされる「Nothing Phone (3)」が、インドのBIS(インド規格局)の認証データベースに登録されたことが明らかになりました。これにより、インド市場での発売が目前に迫っていると見られます。ブランド創設者であるカール・ペイ氏の発言や過去のリーク情報と照らし合わせると、正式発表は2025年夏に行われる可能性が高まっています。
「A024」が示す次なるNothingの動き
BIS認証に登録されたNothingの新型スマートフォンは、モデル番号「A024」を持ち、2025年5月15日付で承認されています。著名なリーカー(@Gadgetsdata)によれば、これはNothing Phone (3)である可能性が高く、搭載されるチップセットはQualcommのSnapdragon 8シリーズと予想されています。

また、発売時期については2025年7月が有力視されており、これは以前にカール・ペイ氏が予告した「2025年第3四半期(Q3)」という発言とも一致します。同氏は最近になって、「今夏のリリースになる」とも明言しており、今後数週間のうちにティザーキャンペーンが始まる可能性もあります。
プレミアム仕様で“真のフラッグシップ”へ
Nothing Phone (3)は、これまでのシリーズ以上にハイエンドな仕上がりになるとみられており、同社初の“本格的なフラッグシップ機”として開発されているとのことです。
使用される素材はプレミアム仕様で、パフォーマンス面の大幅な強化に加え、ソフトウェア体験の向上も図られているとされます。予想価格は**約800ポンド(約10万円前後)**で、これは従来モデルよりも一段上の価格帯です。
さらに、2025年Q3にはこのPhone (3)以外にも、Nothingから2機種のスマートフォンが追加で登場すると見られており、同社の製品展開は今後さらに加速しそうです。
予想される主なスペック
Nothing Phone (3)に関しては、現時点で以下のような仕様が噂されています:
- チップセット:Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3
- メモリ構成:最大12GB RAM/最大512GBストレージ
- ディスプレイ:6.77インチ LTPO AMOLED、120Hzリフレッシュレート、最大3000ニトの輝度
- カメラ構成:50MPトリプルカメラ+32MPフロントカメラ
- バッテリー:5,000mAh(50W有線/20Wワイヤレス充電対応)
- その他:AI機能、「Essential Key」搭載(詳細は未明)
Nothingはこれまで「デザインと体験」に重きを置いたスマートフォンづくりで注目を集めてきましたが、Phone (3)では性能面でも業界トップクラスを狙う意欲が見て取れます。今回のBIS認証通過は、その第一歩と言えるでしょう。今後、同社のSNSや公式サイトを通じて、新機種に関するさらなる情報公開が期待されます。特にモデル番号「A024」にかけたポケモン「アーボック(全国図鑑No.024)」に絡めたユニークなティザー演出もあるかもしれません。ファンにとっては、続報から目が離せない時期に突入しています。