
スマートフォン業界で注目を集めるOPPOの次期フラッグシップ、「Find X9」シリーズに関する新たな情報が中国のSNS「Weibo」に投稿され、話題を呼んでいます。リーク情報で知られる「Digital Chat Station(DCS)」氏が明かした内容によると、今回のシリーズでは4つのモデルが用意される見込みで、ディスプレイサイズやカメラ性能、搭載チップなどに多様な進化が見られそうです。
小型からウルトラまで、4モデル構成に
現在開発中とされるFind X9シリーズには、以下の4モデルが含まれると見られています。
- Find X9(無印モデル)
- Find X9 Plus
- Find X9 Pro
- Find X9 Ultra
この中で、無印モデルは6.3インチのコンパクトディスプレイを搭載するとみられ、小型スマートフォンを好む層に向けた選択肢となりそうです。一方で、Plusモデルには6.59インチ、ProやUltraには6.78インチの大型ディスプレイが採用される可能性が高く、エンタメやゲームを重視するユーザーにも配慮したラインナップが期待されます。
また、いずれのモデルも1.5K解像度とLTPO(低温多結晶酸化物)技術を活用した狭額縁ディスプレイを搭載するとのことで、視認性や省電力性にも配慮された設計が予想されます。
MediaTekの最新チップセット「Dimensity 9500」を採用か
パフォーマンス面では、**MediaTekの次世代フラッグシップチップ「Dimensity 9500」**を3モデルに搭載する見通しです。Snapdragon一強という印象が強いハイエンド市場において、MediaTek製チップの採用は性能と価格のバランスを重視するOPPOらしい戦略といえそうです。
なお、どのモデルにDimensity 9500が搭載されるかは明言されていませんが、無印からPlus、Proまでに採用される可能性が高いと見られています。
カメラ性能も大幅強化 ─ ペリスコープ望遠に200MPの可能性
DCS氏はカメラ性能についても言及しており、背面には3眼構成のカメラを搭載し、そのうち1つはペリスコープ(潜望鏡型)望遠レンズになると述べています。さらに、一部モデルでは最大200MPの高解像度ペリスコープレンズが搭載される可能性もあるとのこと。
スマートフォンのカメラ性能競争が激化する中、OPPOがFind X9シリーズでどこまで差別化を図るのか注目が集まります。
年内登場の可能性、Ultraは後日発表か
今回のFind X9シリーズは、2025年内の正式発表が見込まれており、Ultraモデルはシリーズの中でも後発で登場する可能性が高いと見られています。OPPOはこれまでもフラッグシップモデルを段階的に投入する手法を採っており、今回も同様の展開が予想されます。
スマートフォンの進化が鈍化する中で、Find X9シリーズは多様なサイズ展開、高性能チップの採用、高画素カメラなど、魅力的な要素を数多く備えているようです。正式発表まではまだ時間がありそうですが、今後の続報にも期待が高まります。